公演情報

シアターRAKU公演

『RAKU歌舞伎☆十二夜』

 

東京公演4/1922

 Space早稲田

三重公演4/2829

 津市芸濃町総合文化センター

台湾公演 5/46

 高雄市図書館総館小劇場 
高雄春天藝術節2018正式招聘

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流山児祥の主催するシニア劇団「シアターRAKU」。今回より「楽塾」から「シアターRAKU」に改名。2018年公演は「RAKU歌舞伎☆十二夜」4/19-22(Space早稲田)4/28-29(三重県津市芸濃町総合文化センター)5/4-5(台湾高雄春天演劇祭2018招待作品)です。シニア演劇のパイオニアとしてこれからも楽しく元気に活動していきます!皆さま是非劇場に足をお運びくださいませ!


流山児★事務所 
TEL03-5272-1785(平日13:00〜17:00)
mail@ryuzanji.com

 

 

 

流山児★事務所
2017年度新人募集
《二次募集》
劇団で活動することに興味がある人を募集します。

【募集人員】
6名 (俳優・スタッフ・制作)
18歳以上35歳未満。
国籍不問。心身ともに健康な男女

【第一次審査:書類選考】
以下を流山児★事務所まで郵送してください。
(1)履歴書(連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載のこと)
(2)写真1点(バストアップ)
(3)作文「流山児★事務所に入団してやりたいこと」(400字程度)


【第二次審査:実技・面接】
書類選考通過者のみ、連絡いたします。
※実技審査料3,000円は当日持参のこと。
※スタッフ・制作は面接のみ(無料)です。

【入団後の活動】
流山児★事務所の活動に準じていただきます。
優秀な新人は劇団公演、海外公演などに参加できます。

【入団後の費用】
(1)入団金:50,000円
(2)研修費+稽古場維持費:月額10,000円(月納)
※入団1年後には稽古場維持費:月額5,000円のみとなります。

【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com

情報詳細
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 ≫詳しくはこちら
様々なる「劇評」その5[オケハザマ]

これまた素敵な「劇評」です。
有難うございます。


BY山田勝仁(日刊ゲンダイ演劇えんま帳ライター/演劇ジャーナリスト)

下北沢ザ・スズナリで上演中の流山児★事務所「オケハザマ」(作=しりあがり寿、脚本協力=竹内佑、演出=流山児祥、演出協力=林周一)が面白い。

 昔、劇団をやっていたというマンガ家・しりあがり寿の初の本格戯曲で「新春公演」らしく、にぎにぎしくもワクワクするスペクタクル音楽劇となった。


 主人公は今川義元(井村タカオ)。桶狭間の戦いで織田信長に敗れた戦国武将として子どもの頃から絵物語や漫画で見てきたが、それは織田信長側から見た史実。実は今川義元のことはほとんど知らなかった。

 今回の舞台では、尾張、三河を篭絡し、東海道、中山道を繋ぐ「東海流通共栄圏」を作り上げて領国の民を豊かにする理想主義者として描かれている。その高邁さは、どこかの国だけが得をするTPPとは大違い。そのためには甲斐の武田、相模の北条と同盟を結び、尾張を攻略することが義元の悲願なのだが…。


 物語は、「桶狭間の合戦」までの義元の心の動きを「予知夢」に託したもので、しりあがりの4コマ漫画のようなハチャメチャでブラックで不条理。

 義元の夢に現れるのは猛母・寿桂尼(山像かおり)と妻・定恵院(坂井香奈美)、そして軍師・雪斎(塩野谷正幸)。
 母はマザコンの義元の尻を叩き、気丈な妻は気弱な義元をけしかける。

 本来なら、兄(上田和弘)が家督を継ぐべきを、これを義元が討ったという負い目もある。連夜続く悪夢。この兄の夢は逸話として実際に語り継がれているらしい。

 後半はテレビゲームの「戦国武将の野望」に将来の夢を見る義元を侵犯する現実と仮想世界の「狭間」に軸が移る。
 民衆の心を掌握し、国を富ますには「米、カネ、兵」が必要であるとゲームで悟る義元。さらにそこに「名声」が加わる。
 
 しかし、義元の熱中するゲームのバージョンは時代遅れ。最新のバージョンをインストールしようとするが、なぜか99%で先に進まない。このイライラ感わかるなあ。パソコンを使っていて、ダウンロードが止まってしまうというあの不快感、不安感。


 さて、義元、それからどうするのか。

 彼の前に立ち現れる黒い影、織田信長はその最新のバージョンを手に入れているらしい。「米、カネ、兵、名声」だけで天下は統一できない。ならば、何が必要とされるのか。そればかりではない、平和を願うという義元が抱える高邁な「メモリ」が足かせになる戦国の世とは…

 信長という新勢力の前で無力な義元。その価値観の差で負けたともいえる。なにやら「ポスト・トゥルース」の前に負け戦を展開している現代の我々の姿を思ってしまう。


 役者がみなとびっきり溌溂としている。
 義元に付き従う三人衆、朝比奈(成田浬)、岡部(甲津拓平)、飯尾連龍(伊藤弘子)のギャグに大笑い。

 今回は流山児☆事務所の役者たちが総出演。こんなにいい役者が育っていたのかと改めてビックリ。これに、客演の山像かおり、勝俣美秋や、成田浬らを加えて30人近い出演者がスズナリの舞台を駆けまわるのだから、そのスピード感に陶然としててしまう。


 歌も群舞、殺陣…その演出の采配が見事。
 林周一の手による巨大人形なども登場。これでもかというサービスぶり。

 天野天街作品でおなじみの、ポップな「雨降り」などの映像は浜嶋将裕。美術、衣装も素晴らしい。


 義元役の井村タカオは流山児☆事務所には何度も出演しているが、今回の役の存在感は圧倒的。その歌声も素晴らしいが、その立ち姿のゆるぎなさ。こんなに凄い役者だったのか。


 山像かおりは初参加だが、京都弁のしゃべくりは水を得た魚のよう。”関西おねーちゃんパワー”爆発。定恵院の坂井香奈美のキレのいい芝居、そして、御大、塩野谷正幸が黒白つかない謎めいた雪斎を好演。


 漫画家の余技かと思いきや、しりあがり寿の脚本の巧みさに感服した。


 2月4日まで。約2時間、至福の時間。テンポよし、ギャグよし、チャンバラの迫力よし…めっちゃ楽しめること請け合い。

2018-01-29 23:19 この記事だけ表示