舞台は刑務所。一人の身重の女と少年がやってくる。題材は、百年前の近代ニッポンの大事件=大逆事件。この百年前の稀代のフレームアップ(でっち上げ:冤罪)事件に想を得た「明治のワカモノ」たちの疾走革命劇!!『ユーリンタウン』で日本のミュージカル界に風穴を開けた流山児祥が鹿目由紀の新作を劇団員総出演で創り上げる。音楽は日本のオリジナル・ミュージカルの若き旗手:浅井さやか、振付は幾何学ダンスの鬼才:石丸だいこ、世界の何処にもない《百年の大逆のドラマ》=前代未聞のオリジナル・エンターテインメント・ミュージカル。
【ものがたり】
100年前、冬。「天皇、太皇太后、皇太后、皇太子又ハ皇太子孫ニ対シ危害を加ヘ又ハ加ヘントシタル者ハ死刑ニ処ス」―――『大逆罪』と呼ばれる刑法第七十三条のもと捕らえられた『大逆事件』の26人のうち、24人に死刑の判決が下されたあの日。ある女とある少年が、引き寄せられるように牢獄を訪れた。身重の女は最近見る『夢』の原因を突き止めるため。純粋な少年は『衝動』に駆られて。刑が言い渡されてから12人に死刑が執行されるまでの、わずか一週間。世間から妖婦と罵られるスガ、爆裂弾の首謀者ミヤシタ、革命の先導者で神と崇められるコウトク、闇雲に死刑を執行するのに命をかけるヒラヌマ、それを回避することに奔走する文人弁護士ヒライデ、スガに屈折した思いを寄せるあまり狂っていくアラハタ…。明治の若き革命家たちの頭の中は、狭い、狭い牢獄の中で溢れんばかりにぐちゃぐちゃと交錯していく。そして、彼らの想いに触れた女と少年は、徐々にその強い磁力に取り込まれていくのだった。
☆流山児★事務所秋公演☆平成22年度文化庁芸術祭参加作品
『The Musical愛と嘘っぱち』
作:鹿目由紀(新作書下ろし)音楽:浅井さやか 振付:石丸だいこ 演出:流山児祥
11月6(土)・7(日)長久手町文化の家:風のホール(地下鉄東山線藤が丘駅からリニモはなみずき駅下車徒歩7分):0561−61−2888
6日(土)昼15時:アフタートーク(鹿目由紀・佃典彦)7(日)昼14時
前売:3000円 当日:3300円 学生割引・フレンズ(友の会割引):2500円
当日券は開演1時間前から発売します。
出演:伊藤弘子・栗原茂/関谷春子・内藤大希・後藤英樹(劇団そとばこまち)・木内尚・上田和弘・イワヲ・小林七緒・里美和彦・平野直美・冨澤力・柏倉太郎・木暮拓矢・坂井香奈美・武田智弘・諏訪創・藤村一成・阿萬由美・山下直哉・荒木理恵・鈴木麻名実・山丸莉菜/菊池裕美子・横山央(江戸あやつり人形座)/流山児祥
絶賛前売り中。当日券予約も受け付けます。
前売り残席状況:6(土):7(日)昼とも「大いに余裕アリ」今すぐ予約を!!
流山児★事務所 受付PHS 070−5565−7729
http://www.ryuzanji.com
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