ジョン・コルトレーンを最近ずっと聞いていたら、なんでも、今年はコルトレーンの生誕80年との事。1968年・ジャズ・ニッポン・かくめい・ってかんじ。
「至上の愛」を今、聞くと昔と違ってじつにピュアなサウンドに聞こえるのは何故だろう。年取ったせいかな?でもって、マイルス・デイビスも生誕80年だとよ!
ジャズを聴くと「物語」を思う。至上の・・・・愛・・・だぜ!?
岡田君の小説の続きを、根性入れて読んでいると、いま「物語」を語ることの不可能性というか「物語がない」ことを感じてならない。だらだらと続く「日常」のような、それでいてなんといえばいいのかわからない「モノ」をペラペラ書き連ねる、つまり「このブログ」みたいなものを書いている。では、それをめくっているオレって何よ?・・・・
で、ジャズを聴こうと思い立つ。コルトレーンにもマイルスにも「物語」が在る・・・?
※9月19日新納や渡辺哲氏の事務所の今井誠一氏が51歳の若さで急逝されたとのこと謹んでお悔やみ申し上げます。若い!
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今日は12時から稽古。ノンストップで7時間。基本的に、よりシンプルに役者が「いま」を立ち上げる為の稽古。
とりあえず、全体をあたる。とりわけ、黒子とマユ姉ちゃんのシーンをよりスタイリッシュにするように・・・・・。
A・Bチーム3時間半ずつ。
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7時に稽古場を後にして、足早に西新宿にむかう。
6時から日本演出者協会の国際演劇交流セミナーの「韓国特集」盛況である、小教室に満員の客、良かった。西堂さんや津川さんら旧知の韓国演劇関係者が・・・・。
「日本の戯曲を演出した韓国若手演出家たち」の特集 ソン・ソノさんとチョン・フンさんのレクチャーと作品ビデオ紹介と討論。
ソン・ソノさんは松田正隆の『海の日傘』、別役実『諸国を遍歴する二人の騎士』の演出で各賞を受賞。チョン・フンさんは『ガラスの仮面』『つかこうへい』作品など。
二人とも別に日本戯曲というよりコンテンポラリーとして日本の戯曲をやっているとの事。映画『オールド・ボーイ』と同じ・・・・・。
劇団四季の韓国進出事件について最後に一寸・・・・・。
ソン・ソノさんは早稲田に留学しているので日本語がしゃべれる。わたしの19991年ソウルでの『流山児マクベス』を見ている90年代に芝居を始めている演劇人。
レクチャーが終わって交流会。花伝舎の三階ではNIDAのワークショップもやっている。大盛況。いいことである。
もうシェイククスピアはやらないんですかと?とソノさんにきかれて、いまはじじいとかオバサンでやっているよ!と答える。楽塾やコレからやりたいパラダイス一座のレパートリー?のこと。うん、シェイクスピアは高齢者演劇にはピッタリ!
で、マッコリを呑む津川さんに向こうを張って黒白波を5杯!酩酊ぎみで新宿駅までふらふら・・・・。
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終電近くに帰宅。
「物語」というヤツを追い続けるオレ=オレタチ・・・・・これだ、このために日々苦しみ、日々楽しんでいるんだな・・・。
「物語」が終わったというのはあまりにもたやすい、きついがここから、ここであがくしかない!この足掻きのなかで私たちは「他者」と出会う。
とほとんど支離滅裂の酩酊船ノートである。
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それから、私の最近の「マイ・ブーム」はサントリー黒ウーロン茶とトマトとブルーベリー・ワイン。
稽古場の冷蔵庫にもうちの冷蔵庫にも。
というわけで、差し入れはヘルシア緑茶から黒ウーロンというわけです。ヨロシク。
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