公演情報

流山児★事務所 公演
高取英メモリアル
寺山修司―過激なる疾走―

2020年8月20日(木)〜24日(月)
下北沢 ザ・スズナリ

628omote.jpg

 

 

 


作◎高取英

音楽◎J・A・シーザー

演出◎流山児祥

◎出演
伊藤弘子
里美和彦
木暮拓矢
鈴木麻理
山下直哉
山丸莉菜
竹本優希
橋口佳奈
春はるか
松永将典
本間隆斗
(以上、流山児★事務所)
白永歩美
岬花音菜
石津ゆり
(以上、月蝕歌劇団
高野美由紀(劇団☆A・P・B-Tokyo
紅日毬子(虚飾集団 廻天百眼
霍本晋規(劇団三日月湊
《特別出演》伊藤裕作


◎公演スケジュール
2020年8月20日(木)〜24日(日)
20(木)19:00
21(金)19:00
22(土)14:00
23(日)14:00
24(月)14:00
各回、アフタートークあり。ゲストは後日発表。
 

発売開始 2020年7月23日(木・祝)
ご予約はこちら
https://www.quartet-online.net/ticket/terayama2020

チケット取扱・お問い合わせ
流山児★事務所(りゅうざんじ じむしょ)
TEL 03-5272-1785(平日13:00〜17:00)

 

 

流山児★事務所
2020年度 新人募集
劇団で活動することに興味がある人を募集します。

【募集人員】
6名 (俳優・スタッフ・制作)
18歳以上35歳未満。
国籍不問。心身ともに健康な男女

【第一次審査:書類選考】
以下を流山児★事務所まで郵送してください。
(1)履歴書(連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載のこと)
(2)写真1点(バストアップ)
(3)作文「流山児★事務所に入団してやりたいこと」(400字程度)


【第二次審査:実技・面接】
書類選考通過者のみ、連絡いたします。
※実技審査料3,000円は当日持参のこと。
※スタッフ・制作は面接のみ(無料)です。

【入団後の活動】
流山児★事務所の活動に準じていただきます。
優秀な新人は劇団公演、海外公演などに参加できます。

【入団後の費用】
(1)入団金:50,000円
(2)研修費+稽古場維持費:月額10,000円(月納)
※入団1年後には稽古場維持費:月額5,000円のみとなります。

【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com

情報詳細
CD/DVDを買う
OKCD.jpg


続々オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜 DVD
「オールド・バンチ〜復讐のヒットパレード!〜」「続々オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜」DVD発売中!
その他公演パンフレットなど
 ≫詳しくはこちら

都知事選期日前投票で池袋Tデパートの中にある投票所へ。

選挙のたびに来るのだが、金曜日の午前中だから混んでいると思ったが2、3人であった。選挙戦もあと2日。

「女帝」の「選挙ファースト」がもたらした感染再拡大で昨日の都内の感染者は107名と3桁の大台にのった。

「東京アラート」なんて意味のない、目くらまし終了させ選挙戦突入。その後、連日の感染再拡大の≪現実=リアル≫には目を背け、無視し続け、もはや、医学的根拠も何もない、超無責任行政と成り果てている。いわく、夜の街クラスター:新宿&池袋の社会的弱者を「仮想敵」にでっち上げ、連日攻撃し、一番の問題である「感染経路不明者」は増え続け、積極的な対策はまったく取らずに事態を放置し続ける「女帝」の選挙ファースト。東京五輪延期決定で緊急事態宣言。そして東京アラート解除後ニ都知事選。コロナ禍はトコトン暗愚政治に利用され続けている。

ほら、広島の「告白ドミノ」に怯える現政権の断末魔の様相・・・・・・じゃん。嗚呼、ニッポン・パンデミック!!

とにかく、少しはマトモな東京都にしてくれる人に一票を投じてきました。この国を変えるのは私たち有権者です。ぜひ、皆さん投票に行ってください。投票率が少しでもアップしたら、全く違う光景が現出することを念じながら。

モチロン、投票所のエンピツではなく、サインペンでもってキチンと候補者の名前を書きこみましたよ。

2020-07-03 13:57 この記事だけ表示

【初のZOOMでの劇団総会をやった!】

というわけで、流山児★事務所初のZOOMでのオンライン劇団総会と相成った。インドネシアから帰国してシアターRAKU4月公演『夏の夜の夢〜大正浪漫編〜』のために劇団員総出でSpace早稲田を劇場仕様に仕込み、その後総会をやって1か月半ぶりの顔合せであった。長い自粛期間を終えて、全員元気な顔を揃えて愉しかった。

短編映画の2本目、佃典彦:脚本『隔離生態系』出演:龍昇、谷宗和の撮影を終えて、龍、塩野谷、谷、里美、上田、木暮、畝部、流山児、創の9人はSpace早稲田でsocialdistanceをとって、マスク着用で着席、25人の劇団員によるZOOM会議(欠席者は委任状提出)となった。初めてのやつもいる。2時間半の討議となった。

議題は

●5〜6月自主制作短編映像作品について。

●「WE NEED CULTURE」「文化芸術復興基金創設」の活動&アクションについての報告

●日台コラボレーション映像配信『道』の進捗状況

●「現在」の劇団の経済状況と劇団員の生活状況について

●8月公演「寺山修司・過激なる疾走」の公演体制について

●10月以降コロナ下での劇団活動について

●その他、Space早稲田維持のための劇団員によるプラン・・・など。

といった議題。今月の議長は制作の米山。

今年に入団したばかりの新人から35年のベテランが一様にこの時代の劇団活動について様々な意見を述べ活発な総会になった。実際には「3密」でやりたいのはヤマヤマだが、じっくりこの時代の変化をみながら、公演活動は知恵を使って「いま出来る事を様々な人たちと協働して やっていこう!」と全体で確認。いやあ、劇団って面白い!

・・・・・・・・・・・・・・・・

6月日台コラボと短編映像の制作が交錯しながら進んでゆく流山児★事務所の夏である。

今日は鹿目由紀:脚本『月からの電話』里美和彦の一人芝居、3作目である。快調に撮影は進んでいます。

わたしたちは元気です。

2020-05-31 12:09 この記事だけ表示
【大変な事が起こっている、狂気の沙汰の公文協のガイドライン】

★公演関係者については、運営に必要な最小限度の人数で、「表現上困難な場合を除き原則としてマスク着用を求めると共に出演者間で十分な間隔をとる」

★これをどー読む(解釈する)か、ですか?「表現上困難な場合」はマスクとっていいんだから。トップシーンからラストシーンまで「表現上困難な場合」なのが、芝居なのだからスタンバイの時はしていて、舞台に登場するや否やマスクを取る???でも、なんか、可笑しくない?
それにしても、こんな「ガイドライン」誰が考え付くのだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下、アーラの館長:衛紀生氏の発言を記します。
全国公文協がとても信じられない「ガイドライン」を出しました。怒りで詳細は書けませんが、ヤフーニュースの記事に書きこんだ文言をコピペします。

「出演者は原則マスク着用」というナンセンスな、いわば表現に制限を矯正する弾圧に近いものです。キャパシティの制限とは全く違うフェイズの問題です。拡散を希望します。舞台芸術と実演芸術のアーチストは所得補償は必要ですが、「マスクとソーシャルディスタンス」を求められる舞台や演奏は望んではいません。

全国公文協が14日付で、このガイドラインを発出したことは大問題。この組織が、実は劇場音楽堂等、文化芸術の側に立っていないことを自ら吐露したとしか思えない。理事会に諮ったのだろうか。理事は「出演者に原則マスク」を了としたのか。いずれ何処かからの圧力なのだろうが、それに抗しないのは組織の体質を白日の下に曝け出したことになる。誰の圧力かは容易に特定できる。

何ともナンセンスで、その圧力をかけた人間も、文化行政の当事者としての資格はない。すべての文化芸術関係者、すべての観客聴衆の前で土下座して自己批判すべき。ならば「閉めろ」と言ってみろだ。私なら「自主閉館=ロックアウト」を選ぶ。これは、弾圧に等しい。それに手を貸したことを恥じないのか。観客聴衆の数と割合を規制することとは、本質的に違う。断固して回答を求める。
2020-05-16 16:01 この記事だけ表示

【ZOOMミーティングの日々である】

不慣れなオンラインの日々が始まった。少しずつ慣れてゆくしかない。

昨日は6月日台コラボレーションン『道』のミーティング。台湾嘉義は、既にコロナ禍は過ぎ去り、稽古が始められる、翻って、東京は非常事態宣言の下自粛で集まって稽古など夢のまた夢。オンラインでどうやって作品創りをやるかお互いの環境に想いを馳せて「新しい表現方法」を模索中。ま、彼我の状況をしっかり確認し、出来ることからやるしかない。

今日は午前中から演出者協会理事会、各部の部長、監事の外波山さんも加わって24人の大人数で会議。これまたオンラインで出来ることを模索。若手演出家コンクール、演劇大学、国際交流セミナー、戯曲セミナーの4事業きっちり、進めてゆくことを確認。芸術文化復興基金創出を軸とした演劇人の補償運動も加速化する。立ち止まっている暇はない。みなさん、前に進みましょう。

2020-04-25 13:59 この記事だけ表示

【とにかく、動き出します!】


インドネシアから帰国して1か月。自粛自粛のstay homeで襤褸アパートに籠って「断捨離的」に朗読やら一人リーディングをやってきたが、来週から、とにかくキチンと体を動かすことにした。

稽古は一人でも始められる。で、うん、まず稽古しよう、と決める。

で、昨日、コラボ二クス・フィルムの村井監督から連絡が入った。「攻めでスピード感のあるロックな流山児さんをみせたい」、「コロナ禍の現在」を描きたい。これまでとは違うアプローチのものをYouTubeで公開しSNSで話題作りをする。この企画用のYouTubeチャンネルを立ち上げようと考えている。今楽しむためというものでなくコロナ禍収束時にアーカイブとして価値のあるものになるクオリティで作品化する。「今イメージしている一つは固定カメラは使わず手持ちのワサワサした感じを基本にカメラワークを行うというルールを考えています」だそうである。勿論「無償」である。快諾。

この話を聞いて、妄想が・・・早速、アマノに電話する。いつもだったら高取英なんだがアイツはアッチへ逝っていて近くにいない。こういう時に困る。で、佃君と哲ちゃんに。想ちゃんにもそのうち連絡しようと思っている。妄想プロジェクト始動である。

流山児祥の朗読、生まれて初めての一人芝居、で、二人芝居!と決める。

佃が安部公房風の短編不条理劇を書下ろし、山ア哲が3分から5分で読む漱石&龍之介を構成する。で、これは村井監督の企画。現在の「コロナ禍」を描くショート・ショートを何人かの作家に書いて貰うというプロジェクト。

天野天街、わかぎえふ、しりあがり寿、詩森ろば、大西弘記、鹿目由紀といったみなさんが参加してくれる、あと何人かの返事待ちである。時間があって、もし、東京に来れたら天野天街に最終構成と演出をたのもうと決める。

72歳の下手なアングラ役者の妄想アジテーション劇?
皆さん、台本待ってマース。劇団員にもお願いすることがあると思いますので、その時はよろしく。

乞う、ご期待。春爛漫である。

2020-04-21 17:17 この記事だけ表示

以下のようなメールを送った。

【劇団員のみなさんへ】

『コタン虐殺』の整理とSpace早稲田をRAKU公演用に劇場仕様にした後の2月の総会から、あれよあれよのコロナ禍に巻き込まれて2カ月近くが経ちましたね。3月、奇跡の『由比正雪』インドネシアツアーから帰国してRAKUの稽古を2日やって、その後、Space早稲田は無人です。いまは、とにかく、自分の命を、家族の、友人のイノチを守る時です。

Space早稲田で4月25(土)〜5月4(月)上演予定だったRAKU『夏の夜の夢』は、さあ、これから「通し稽古」というトコロで稽古が出来なくなり、2021年まで「延期」にしました。6月17(水)〜24(水)の初の日台コラボレーション『道』はスカイプを使ったワークショップを始めたけど、いまは中断中です。稽古が出来る状態になったら、果たしていかなるカタチでやれるかを模索しなければなりません。きっと「何か方法」があるはずです。ZOOMを使ったコラボの可能性?映像作品としての『道』?など、等。

わたしは、この3週間余り学生時代に戻ったように多くの本を読んでいます。積んでいた本や、大昔に読んだはずのカミュの『ペスト』やアルトーの『演劇とペスト』に加えてこの際、唐十郎、別役実、寺山修司の戯曲集をしっかり「声を出して」読み直したりしています。これ、結構、面白いです。とにかく、かたっぱしの一人リーディング。その後は断舎離です。

それにしても、これだけ長く稽古をしないのは久しぶりです。それから、マミストレッチは必ずやる事、よろしく。

いま、私達の本拠地:Space早稲田で「集団で稽古をする」のは不可能です。稽古は出来なくても、私たちの「集まれる場所」は、なんとしても確保しなきゃいけないと思っています。これが最大の悩みですね。あらゆる手立てをいま考えています。みなさんも、大至急考えてみてください。クラウド・ファウンディングの提案も上がっています。大至急話しあいましょう。モノを創れるトコロ:Space早稲田と、芝居がやりたいニンゲンがいればなんとかなります。それまで、とにかく、生き延びるしかない時代なのかもしれません。

でも、劇場は閉まっていても、演劇はなくなるわけではありません。芝居は社会とお客さん(他者)と繋がっているイキモノです。イマは、みんな、離れながらも、観客のみなさんと「表現を共有できる方法」を考えてみましょう。

イマ、延期になっている作品たちは決して死なせません、必ず「再生」させます・・・芝居者の魂を燃やし続けていきましょう。とりわけ、今年入団したばかりの新人2人にとっては大変な経験ですね。ま、人生はデンジャラスだが面白いと思ったほうがいいよ。それまでは、みなさん真摯にstay home!

では、GW明けに皆さんに会えることを期待しながら。

2020年4月16日

流山児祥

2020-04-16 12:03 この記事だけ表示

【※重要報告となります】

若手演出家コンクール2019最終審査会の開催について
若手演出家コンクール2018年度 最優秀賞受賞記念公演の中止について

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、今後2週間程度、多数の方が集まるイベントについて中止または延期、規模縮小などの対応を要請するという政府発表を受け、文化庁と共同主催する日本演出者協会では、上記2事業の開催について以下のように決定いたしました。

3月3日(火)〜3月8日(日)
若手演出家コンクール2019最終審査 
全日程、公開審査会の予定でしたが、無観客での非公開審査会に変更させて頂きます。

3月12日(水)〜3月15日(日)
若手演出家コンクール2018年度最優秀賞受賞記念公演 パンチェッタ第11回公演「Na」については公演を中止させていただきます。

若手演出家コンクール上演公開審査、またパンチェッタの公演を楽しみにされていたお客様におきましては、大変申し訳ございません。

また、直前のお知らせとなりましたことを深くお詫び申し上げます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

一般社団法人 日本演出者協会

2020-02-28 19:21 この記事だけ表示

元読売新聞の演劇記者であり演劇評論家の北川登園さんが亡くなった。演劇実験室◎天井桟敷と寺山修司さんをもっとも理解し、愛した評論家であり、昔気質のダンディな「ブンヤ」という名がぴったりの先輩だった。私たちにも時には辛口で、時には優しく様々なサジェスチョンをくれた。渋谷ジアンジアン時代は、随分、一緒に呑んだものだった。何回か読売演劇大賞授賞式でも、よく、二人で外れて呑んでいたものだった。

最近、劇場で会えなかったので気にはなってたんだが、うーん、ホント、淋しくなるなあ。

森さん、扇田さん、北川さんといった骨のある新聞記者であり評論家であった先輩たちが次々と彼岸へと逝く。

登園さんの「職業、寺山修司」「終幕の思想」は名著です。ぜひ、みなさん、読んで下さい。合掌。

2020-01-11 10:47 この記事だけ表示

【2019年の旅する演出家の「備忘録」です】

●1月 1週間ほど日本へ帰国して、再び台北へ戻る。台北藝大の流山児祥「演出コース」6人の発表フェスティバル。藝大初の試み。村上春樹の短編「蛍・納屋を焼くその他の短編」をテキストにした6作品の上演。ビル全体を使った巨大なスケールの実験的なものから台湾白色テロも出てくるキャバレー風なモノと様々な視点が浮かび上がり、面白く勉強になった。才能溢れる6人と過ごした半年間は愉しかった。この中から「十年後の台湾演劇」を担う才能たちが生まれることを確信した。半年間の台北藝大客員教授生活を終えて帰国。

●2月『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』(清水邦夫:作、西沢栄治:演出)@座高円寺1上演。全12ステージ満員の観客が詰めかけ大好評であった。シニア世代が飛び跳ねる傑作であった。伊藤弘子の演技も絶賛された。

●3月 シアターRAKU@本多劇場&台湾新営藝術祭公演の追い込み稽古に入る。稽古の合間縫って嘉義で『嫁粧一牛車』の出演者オーディション。同時に2021年2月に福島で上演する真船豊:作『音楽劇☆鼬2021』のワークショップも開催。

●4月 戦友である、美術家:島次郎が彼岸へと逝った。畏友:高取英の死に続いての悲しい知らせ。淋しくなるなあ。

●5月「令和」なる奇妙な元号の時代となる。5月に死んだ劇詩人:寺山修司に想いを馳せて10年ぶりに本多劇場で中高年劇団=シアターRAKU『女の平和〜不思議の国のエロス〜』を上演。全ステージ満員、この作品を持ってRAKU3度目の台湾公演:新営芸術祭に参加、急遽、代役で主役デビューを飾ったのは劇団新人:春はるかであった。

5月末、フクシマ真船豊プロジェクトは猪苗代湖★真船豊記念碑前で『鼬』の野外リーディング開催し大きな反響を呼ぶ。

●6月 香港で「逃亡犯条例改正案」反対200万人の巨大デモが始まる。一国二制度が脅かされ民主主義への危機感から学生を中心とした市民の長い戦いが始まった。
6月1日、6月公演『由比正雪』史跡めぐり。唐十郎唯一の革命劇は前売完売追加公演2ステージの大ヒットとなる。6月25(火)原作者:唐十郎がSpace早稲田に降臨した。2020年2月・3月にはタイ・インドネシアの4都市公演、「旅する劇場」は続く。

●7月『嫁粧一牛車』@台中国家歌劇院・台北水源劇場8月〜9月ロングラン公演の稽古の為、再び台湾・嘉義に1か月半滞在し創作した。新加入の才能達が作品のグレードをさらに上げてくれた。OURシアターレパートリーとして台湾全土・海外へと是非、行ってほしモノである。

●8月 流山児★事務所@スズナリ公演『赤玉★GANGAN』[作:秋之桜子(西瓜糖)、演出:高橋正徳(文学座)上演。関東大震災後を必死に生きる青春群像劇。秋之作品、高橋演出との「初手合わせ」面白かった。

●9月 再び台北へ『嫁粧一牛車』全ステージ完売のラストステージ。私がこの4年間台湾で上演した演出作品『義賊★鼠小僧』『女の平和2016』『楽塾版★十二夜』『マクベス2016』『マクベス2017』『嫁粧一牛車2018』『北藝大版★十二夜』『女の平和2019』『嫁粧一牛車2019』9作品すべて「全席完売の大ヒット」となった。これで、私の台湾での演出家の「仕事」も、どうやら一区切りがついたようである。

●10月 嘉義OURシアター若手育成のための10日間ワークショップ『瓦礫のオペラ』。香港加油!を交えてオモシロい作品に出来上がった。来年もOURシアター若手育成の「仕事」は引き受けることにした。文化庁のあいちトリエンナーレの不交付決定にはじまり「表現の自由」の危機が次々と起こった。日本演出者協会はすぐさま反対声明を出した。嘉義から帰って東京で恒例の「大人のためのワークショップ」開催。これまた、9日間岸田國士のテキストを使って遊んだ。実に素敵な役者達であった。3人の若手劇団員が入団した。

11月フクシマの『鼬』は70代の女優も参加してもらいキャスティングまで進んだ。郡山・福島・須賀川・白河・福島・米沢・仙台の演劇人が参加して2021年2月@須賀川テッテホールでの上演も決定した。来年から一気にギアを上げます。

シアターRAKU『夏の夜の夢』キャスティング&稽古も始まる。

●11月・12月 日本劇団協議会主催新進演劇人育成公演 唐十郎:作、小林七緒:演出『少女都市からの呼び声』@Space早稲田公演大ヒット、唐演劇の新展開と大きな反響を呼んだ。唐さんが再び早稲田に降臨した。山丸莉菜という新スターが流山児★事務所に誕生した。

私は@福岡で唐十郎ワークショップ、@大分中津で名作戯曲リーディング&ワークショップと九州の演劇人たちと熱い交流を続けた1か月であった。

●今年は、地球温暖化の影響で日本列島を次々と巨大台風が襲った。そして「桜を見る会」に象徴されごとく、次々と、戦後民主主義のルールを完膚なきまでも「破壊し尽くす」アベ私物化国家=無法国家のグロテスクな様相が連日繰り広げられている2020年冬である。

●流山児★事務所創立35周年を迎え、私たちは《原点回帰》します。好きなことを、好きなヤツラと、より低い目線で、さまざまな人々と協働して「庶民の為の芸術である演劇」を求めて国内外を「旅」していきます。

現在、流山児★事務所は詩森ろばの新作『コタン虐殺』の稽古に入っています。面白い作品です。2月1(土)スズナリ初日に向けて愉しく突き進みます。ぜひ、ご来場ください。

※なお、流山児★事務所は新人劇団員を募集しています。気軽に劇団の門をたたいてください。

来る2020年も流山児★事務所をご贔屓の程、よろしくお願いします。 

2019年12月30日 流山児祥

2019-12-30 21:32 この記事だけ表示

5(火)2年前に取り残していた大腸ポリープ3ケを削除。2週間の断酒である。夜、大久保地域センターでライター伊藤裕作さんのトークショーで約三十年前に演出した『恐山の女』のビデオを観た。

『恐山の女』(企画原案:伊藤裕作、演出:流山児祥)は1992年2月@鶴見新世界というストリップ劇場で上演されたSMストリップショー。観客参加の一人芝居。いまの時代にピッタリのストリップによるまさに「表現の不自由展」である。近親相姦、父殺し、従軍慰安婦、北一輝から寺山修司まで言葉の洪水である。連日超満員でこのショーに5千人余りの観客が詰めかけたのだから「表現の自由」はあの時代には確実にあったのである。

全く「記憶」に残ってなかったが、観ているうちに急激に思いだした。それにしてもメチャクチャ面白い作品である。スタイリッシュでいい演出である。恐山の女の怨念がアナーキーに躍動するエロティックファンタジー、それにしても当時SMの女王だった瑠花さんが素晴らしい。あの時、わたしには彼女の良さが全くわかってなくて、酷いダメ出しをしていたことを、本当にお詫びしたい。それにしても、瑠花は「存在」そのものがテロルのディーバと呼ぶべき女優である。

瑠花と私の声と手錠をかけられて仏壇に入る観客3人の密室空間が血の亜細亜を経巡るニッポンの戦前・戦後・現在を一気に突っ走る30分。

ホントーに俺って、ずーっと、アホで怖いもの知らずだったんだな・・と、妙に感心して、この感覚を忘れちゃだめだなと、改めて背筋を伸ばしてみた。


画像に含まれている可能性があるもの:1人

2019-11-07 09:51 この記事だけ表示