公演情報

流山児★事務所 2020第一弾
『コタン虐殺』
作・演出:詩森ろば

下北沢 ザ・スズナリ

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1974年、北海道白老町で、
町長が若い男に刺されるという事件が起こる。
犯人は最初アイヌを名乗っていたが、
実はそれは嘘で、
本州から来た運動家であることが、
徐々に明らかになる・・・

「OKINAWA1972」で
流山児★事務所とタッグを組んだ詩森ろばが
今回は北海道、「白老町長襲撃事件」を焦点に
新作を書き下ろします。

◎日程・・・
2020年2月1日(土)〜9日(日)
1(土)19:00
2日)14:00
3(月)19:00
4(火)19:00
5(水)14:00
6(木)14:00/19:00
7(金)14:00
8(土)14:00/19:00
9(日)14:00
当日券の発売は開演の1時間前より
開場は開演の30分前より

●会場・・・
下北沢ザ・スズナリ 
 

●チケット詳細はこちら

◎出演
伊藤弘子
上田和弘
甲津拓平
イワヲ
荒木理恵
流山児祥
(以上、流山児★事務所)

村松恭子
みょんふぁ
田島亮(serial number)
杉木隆幸
藤尾勘太郎
牛水里美(黒色綺譚カナリア派)

演奏
鈴木光介(時々自動)

お問い合わせ・・・
流山児★事務所(りゅうざんじ じむしょ) 
TEL 03-5272-1785(平日13:00〜17:00)
E-MAIL mail@ryuzanji.com

 

 

流山児★事務所
2018年度 新人募集
劇団で活動することに興味がある人を募集します。

【募集人員】
6名 (俳優・スタッフ・制作)
18歳以上35歳未満。
国籍不問。心身ともに健康な男女

【第一次審査:書類選考】
以下を流山児★事務所まで郵送してください。
(1)履歴書(連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載のこと)
(2)写真1点(バストアップ)
(3)作文「流山児★事務所に入団してやりたいこと」(400字程度)


【第二次審査:実技・面接】
書類選考通過者のみ、連絡いたします。
※実技審査料3,000円は当日持参のこと。
※スタッフ・制作は面接のみ(無料)です。

【入団後の活動】
流山児★事務所の活動に準じていただきます。
優秀な新人は劇団公演、海外公演などに参加できます。

【入団後の費用】
(1)入団金:50,000円
(2)研修費+稽古場維持費:月額10,000円(月納)
※入団1年後には稽古場維持費:月額5,000円のみとなります。

【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com

情報詳細
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「オールド・バンチ〜復讐のヒットパレード!〜」「続々オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜」DVD発売中!
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フェイスbookやらTWITTERなどというモノも始めるとブログにゆっくりなんか書くのも億劫になる。
ま、折々の日記代わり備忘録・・・・である。

昨日から座・高円寺! 本番まで2週間ちょい。『アトミック☆ストームThe Musical』追い込み稽古中である。帰宅するとこんなレポートが。玉川工務店社長 玉川光昭からの報告である。以下、掲載する。


「被災地南相馬報告。「線量計の数値が30μSvを超えました」
・・・年間許容被ばく線量に僅か33時間で達する放射線量です。

「原発事件の今@」(http://on.fb.me/17kXuJX
では、私が2013年5月10日に、福島第一原発のある双葉町や大熊町を通過して富岡町まで行った時の報告をしました。そこでは、福島第二原発の排気筒も、3.11以後初めて見ることになりました。

... この日私は、3.11以後初めて、双葉町と大熊町に入ることになりました。

警戒区域が1年前にすでに3つの区域に再編された私の地元小高(南相馬市小高区)や、この4月に再編された浪江町には、行き来していましたが、その際に、放射線量はあまり気にしない状態になっていました。

遠方に住む方にとっては、とても敏感なその数値も、私たちには、それを気にしすぎては、何もできないくなる・・・という現実もあります。こうした感覚の麻痺は勿論良いことではないです。
放射線の管理、被曝量の管理は、結局のところ、自分自身で気をつけるしかない部分があります。

それでも、今、小高や浪江に入る地元の人は、放射線量を気にしすぎている人は少ないでしょう。
私自身もその一人です。

でも、この日は勝手が違っていました。
浪江町から、双葉町入口の警察検問を抜けて、どんどん南へ進んでいくと、すごい勢いで線量計の数値ががっていきました。

それでも、まだ数値が一けたのうちは、私自身も想定の範囲内です。
一けたといっても、9.9μSvだとすると、年間の許容被曝量には、わずか4〜5日で達してしまう値ですから、原発から離れた地域に住む人には、一生経験のすることのない放射線量でしょう。

その線量を浴びても、どこか冷静でいた自分を、今思えば、おかしいと思うのでうが、現地では、なぜかすごく冷静でした。
でも、その冷静さも、さらに車を南へ進ませるにつれて変化してきました。

国道6号線を双葉町から大熊町へと進むと、その町境の沿岸部にあるのが、福島第一原発です。
国道6号線から、福島第一原発は、直線距離で約2kmくらいでしょうか。
原発サイトの境界からなら、もう少し近いと思います。

線量計を見ながら車を走らせていましたが、すごい勢いで線量計の数値が上がります。
二桁になると、私も少し焦り出しました。
車が、国道6号線から1F(福島第一原発)への入り口に当たる長者原交差点に差し掛かったころでしょうか?
線量計の数値がついに、20μSvに達しました。
私自身、今まで見たことのない数値です。

長者原交差点から、中央台交差点のこの信号区間は、国道6号線の中では最大放射線量だと思います。
写真撮影では、上手くとらえられませんでしたが、23.28μSvを指しています。
写真に写っていませんが、私が見た時には、30μSvを超えた地点もありました。

30μSvというのは、南相馬市役所の放射線量がおよそ、0.3μSvを行ったり来たりしている感じなので、その100倍に当たる放射線量です。年間許容被曝量である1mSvには、わずか33時間で達してしまう値です。

その数値を見た時、思わず、アクセルを踏む足に力が入りました。その場から、早く逃げ出さないとヤバいと思いました。
3.11からはすでに2年2ヶ月です。
原発から離れた地域に住む多くの人にとっては、もう過去のことでしょう。
世間の話題にもならなくなってきているでしょう。

でも、原発事件(事故ではない)は、今も現在進行形で進んでいます。地元の人は、家にも帰れず、避難生活を続けています。
・・・
私自身も、その避難生活者の一人ですが、生まれ育った地元が、こんな形で、いろんな大切なものを失ったことに、何とも言葉では言い表せない感覚があります。

頭がぐるぐるして、上手く表現できない部分がありますが、
やはり思うことは、もう二度と、私たちと同じ思いをする人を生み出してはいけないということです。

電気は確かに人間に文明をもたらし、便利な生活をもたらす大切なものですが、そのことで、多くの人の命や、大切な日常を奪ってはいけないと思います。
原発は、一度、間違いが起きると、今回のような悲惨な結果をもたらします。

「自分には起きないだろう」
「大事には至らないだろう」
「次は大丈夫だろう」
・・・
そんな気持ちは絶対に持ってはいけないと思います。4人の子供を抱えて避難生活をしている私が、この日大量の被曝をして改めて思ったことは、「やっぱり、原発はいらない」
・・・
ということです。

時間が経って、原発への拒否反応が薄れてきた方も多いと思いますが、私の想いを世界中の人たちに伝えたいと思います。一人でも多くの方に伝えたいと思います。
みんなに届け!(http://tamagawakoumuten.sub.jp/?p=3821).
2013-05-14 10:57 この記事だけ表示
それにしてもどんどんヒデエ国になっているなこの国は、それも歯止めがきかないわ、相変らずの無責任大国、あなた任せならぬアメリカ任せの犬国家に堕ちてゆく。
福島第一原発の汚染水量が一月にすでに、地上タンクの容量を超え、貯蔵計画が破綻していたことが分かった。それでも、東電はタンクには余裕があると発表し水漏れ事故が起きた地下貯水池に汚染水を投入。この時点で、タンク増設に取り組んでいれば五日に発覚した汚染水漏れ事故は防げていた可能性が高いと東京新聞が伝えている。

24日スイスのジュネーブで開催のNPT=核拡散防止条約会議で非人道的な核兵器の使用を放棄する共同声明が出されたが、「唯一の被爆国」である日本政府はこの声明に署名しなかった。

核兵器の非人道性を訴える共同声明に対して、軍縮会議日本政府代表部・天野万利は「アメリカの核の傘に頼る日本の安全保障政策と整合性がとれない」として。被爆地:広島選出の岸田外相の指示でそうしたのである。もちろん、全世界の人々がこのニッポンの行動に唖然、すぐ抗議デモも起こった。

それにしてもヒデエ国になったものだ。「どんな状況でも核兵器が二度と使われないことが人類存続の利益になる」という文言の何処がイケねえんだ?スイスジュネーブの日本政府代表部に対して抗議デモが起こり、長崎、広島の被爆者からも怒りの声が起こっている。

長崎市長はこう語っている「被爆者の痛みを知る被爆国として当然賛同できる内容だ。悔しいし、納得できない」こんなふうにどんどんヒデエ国に堕ちてゆくのか・・・・。

福島原発事故のため16万人の「帰郷」できないヒトがいる現実。東京電力からの補償もほとんどなされていない現実。被災者の人々は怒りを抑えてが耐えてる現実。安倍政権やれTPPだ!やれ改憲だ!やれ閣僚靖国参拝だ!おまけに徴兵制まで言い出すマンガみたいな現実。劣化もいいところの翼賛メディア一体の「アベノミクス」の大合唱。

いつの間にか「被災地支援」よりも「経済成長」一色。第一原発の事故はいまだ終息せずに「進行中」だというのに被災地は完全に見捨てられ、放射能や内部被ばくの実態は一切報じない現実。原発や東北のことなんか考えたくない、経済だ!ミサイルだ!再軍備だ!核武装だと!わめきたいのが安倍戦争オタク政府の本音である。とにかく、何処にニンゲンの情(なさけ)があるのか?の今日この頃である。政治家も官僚もカネモチも、メディアもほとんどイカレテいる《大現実》。ほんとにヒデエ国になってるぞ、ヤバい。
・・・・・・・・・
歌稽古も終わり今日から『アトミック☆ストームTHEMUSICAL』本格的な立ち稽古である。
NHKTVのカメラが廻っているよ。
2013-04-26 10:30 この記事だけ表示
凄いニュースが飛び込んできた!流山児演劇塾に在籍しその後映画監督の道を突っ走っている佐々木想監督
がカンヌ映画祭短編グランプリ・ノミネートのニュース!!である。
凄い。おめでとう!である。良かった、良かった。

【パリ時事】カンヌ国際映画祭の主催団体は16日、フランス南部カンヌで5月15日に開幕する第66回映画祭の短編コンペティション部門の候補9作品を発表した。
日本からは佐々木想監督の「隕石とインポテンツ」がノミネートされた。受賞作は最終日の5月26日に決まる。
 最高賞「パルムドール」を争う長編コンペ部門の候補作は、4月18日に発表される。(2013/04/17)
2013-04-18 21:46 この記事だけ表示
寒い日が続いている。
花(桜)散らしの雨というらしい。
楽塾7月Space早稲田&8月カナダビクトリア公演『楽塾歌舞伎☆十二夜〜海外バージョン〜』の土・日稽古が始まった。今回稽古場には、稽古中の音響操作と振付助手の宮川安利がついてくれている。20歳と65歳の親子コンビ?こののコンビでシェイクスピアの十二夜を解体=再構築して、全くの「新作」に創り変える作業に取り組んでいる。例の如く、急遽、ここ振付して!といつもは絵美に言うことをそのまま安利に言いだす演出家、それにに応える新人。この調子だとホント、稽古場はいいイキモノになって、スゴイことになりそうである。
あと、4か月長期稽古!メチャクチャおもろくなる予感。
・・・・・・・・・
流山児★事務所座・高円寺公演「アトミック☆ストームThe Musical」の歌詞も次々と出来上がっている。
佃典彦の詞を中屋敷法仁が補作した力作。
この音楽劇の方向性が出来上がっている。Musical好きの中屋敷君らしい歌詞。
この詞に斎藤ネコさんの曲がついて・・・
愈々、4月11日顔合わせ・歌稽古が始まる。ご期待ください。
・・・・・・・・・
というわけで、私は今夜スロベニア演劇祭に向けてトーキョーを発つ。
パリを廻って11日、「アトミック☆ストーム」の稽古場に。
で、この日記もしばらくお休み。では、行ってきます。
2013-03-31 11:46 この記事だけ表示

月蝕歌劇団スロベニア公演「第3のエロティカ」の3回目の稽古。最終通しである。マッチ擦りで失敗。さすが月蝕さん、これがうまい。オマケに火吹きも、月蝕メソッドというべき芝居つくりの一面を3回の稽古でわかった。こういう芝居つくりもあるのか?と妙に納得。私の芝居つくりとはまるで違う・・・。

そういえば、稽古場では山下直哉と山丸莉菜が秋に上演する『花札伝綺』の踊りの自主練をやっていた。山下直哉は『花札伝綺』初参加。

『花札伝綺』はレパートリーシアターということで、キャスティオングが変わってゆく。『狂人教育』以来、様々な役を役者は経験していく。『義賊☆鼠小僧』もそんな作品になる。『ハイライフ』を女優でやったら?なんて妄想も。

20年ぶりにパリに行くのでドウセ行くのだから・・とバタバタと情報収集中である。『義賊☆鼠小僧』『花札伝綺』ヨーロッパツアー?っていうのもオモシロイ。
・・・・・・・・・・・・
で、今日・明日は楽塾「十二夜」稽古。
少し鞭を入れて稽古、楽塾は7か月以上一つの作品の為に稽古する!これこそ、ある意味プロの作品創りである。わたしは社会に必要な演劇作りをしたいだけである、TOKYO演劇の現状を観るに、演劇好きのための演劇ごっことしか思えないものがゲージュツ?としてスノッブしてるテータラク。ま、楽塾とにかく楽しくやりましょう。わたしたちには確実に「観客=社会」が「ある」
・・・・・・・・・
というわけで、明日の夜は羽田空港集合、パリ経由スロベニアである。
2013-03-30 10:51 この記事だけ表示
つかの間の休日になると思いきや、今日も昨日の続き。
相変らずのビンボー暇なしの芝居人生である。
3月31日〜4月10日、月蝕歌劇団スロベニア演劇祭「第3のエロティカ」(高取英:脚色・演出)に特別出演すということで、月蝕歌劇団の稽古。雨、寒い1日であった。
・・・・・・・・・・・
「第3のエロティカ」は現代の「トリスタンとイゾルデ」の恋を描く作品。
わたしは黒衣の役、台詞は2つ、歌は2曲、出番は多数?、やることイッパイ。
西荻の稽古場で3時間、ラフな場当たりと段取り稽古。マッチ擦ったり、殺陣もあったりで・・おい、おい・・である。共演の女優陣は天正彩、倉敷あみ、佐倉萌の3人。スロベニアの作家:エヴァルド・フリザールの戯曲、、佐倉萌さんの翻訳。A PLAY ABOUT LOVE AND DEATHが原題。
稽古を終えて、西荻の古い喫茶店でお茶。例によって馬鹿話。
・・・・・・・・・
スロベニアの演劇祭を観た後、20年ぶりに久し振りにパリを回る予定である。出来れば『花札伝綺』や『義賊☆鼠小僧』を上演できる劇場を探せたらと思っている。
2013-03-26 13:56 この記事だけ表示
「義賊☆鼠小僧次郎吉」千穐楽、超満員のお客さんに囲まれ(当日券キャンセル待ちの列が・・・、急遽増席して!)無事終わりました!ホントにわたしたちの予想を超えた多くのお客様が早稲田の小劇場に訪れてくれました。未曾有の安政の大地震後2年、黙阿弥という若い劇作家が描いた「世話物狂言」は3・11後2年の《現在》を見事に描いている「傾奇(かぶき)」それが「義賊☆鼠小僧次郎吉」だった!更に作り直し、練り上げてアナタの街に行きます。ぜひ、呼んで下さいね!

片付けして、皆で打ち上げ〜♪今回も沢山の方から差し入れを頂きました!
有り難う御座いました!有り難く頂戴しました。

けさは、朝から雨の中、バラシ。
わたしは3月31日〜4月10日、月蝕歌劇団スロベニア演劇祭「第3のエロティカ」(高取英:脚色・演出)に特別出演することになっている。スロベニアの演劇祭を観た後、20年ぶりに久し振りにパリを回る予定。今日から月蝕歌劇団の稽古参加。

帰国した11日から新作ミュージカル「アトミック☆ストーム」(佃典彦:作、中屋敷法仁:演出)の歌稽古も始まる。ま、もうちょっと、走るのをやめるわけにいかない。

バラシのあとは劇団総会。新人4人のワークショップも始まる。
楽塾の稽古も進行中。カナダ公演の準備も進んでいる。
やることいっぱいの春である。
2013-03-25 12:36 この記事だけ表示
3・11、ロイターはこう伝えている。長いレポートだが掲載する。2年目の3・11を迎えて。

[11日 ロイター]
東京電力福島第1原発の状況調査のため投入された緊急災害対応ロボット「Quince(クインス)」。2011年6月に建屋内に入ったこのハイテクロボットは、数カ月後には通信が途絶え、いまも発見されていない。暗闇に包まれた建屋内の曲りくねった通路に閉じ込められたままだ。

膨大な資金や人的資源を必要とし、開発を待たねばならない技術に依存する原発廃炉の困難さを象徴しているかのようだ。日本原子力産業協会の服部拓也理事長は「(日本のやり方は)戦争に竹やりでいくのと同じ」と語った。マグニチュード9の東日本大地震が発生した2011年3月11日から戦いは始まった。13メートル超の津波が福島第1原発を襲い、非常用発電機が故障。冷却機能が失われた。その後、数回の水素爆発で炉心溶融が起きた。数週間、最悪の事態を避けるため職員や自衛隊員の必死の作業が続いたが、原子炉を冷却するためのヘリコプターからの放水など、場当たり的で非力な対応が目立った。

チェルノブイリ事故以来最悪となる原発事故により、日本政府の行政能力の高さや最先端とみなされていた日本の技術力に対する疑問が浮き彫りになった。2011年12月に野田佳彦首相(当時)は原子炉の「冷温停止状態」を達成したと宣言したが、日本は今後、前例のない処理費用に直面する。専門家は、廃炉費用は少なくとも1000億ドルかかり、被害者への賠償金支払いや近隣地域の汚染除去でさらに4000億ドルが必要になる、と指摘する。

震災から2年、周辺地域の処理作業は、場当たり的だ。作業の大半は関連分野の経験がほとんどない建設業者が請け負っている。原発近くの市町村は、処理作業が計画通りに進んでいないと指摘。作業員が運び出した汚染土や廃棄物は、政府が最終処分場所が決められない中、福島県内の至るところに積み上げられている。社団法人日本経済研究センターの試算では、福島県内の原発近隣地域の汚染除去作業費用だけでも、最大6000億ドルに達する。

建設後約40年の福島第1原発の閉鎖は、それ自体が類のない挑戦だ。東電と政府が示す廃炉に向けた行程表では、今年後半に7つの貯蔵プールのうち最も破損している4号機プールから使用済み燃料の取り出しに着手する。2021年からは全号機のプールから溶融燃料の取り出しを開始し、30─40年後に廃炉を完了する計画。当局者は、作業はほぼ予定通りに進んでいるとし、政府は廃炉を前倒しで行いたいとしている。ただ、専門家はより慎重な見方を示している。
原子力安全推進協会(旧日本原子力技術協会)の元最高顧問、石川廸夫氏は、40年間の行程表について「あんなのは絵、夢物語だ」と述べ、完了はさらに数十年後になるかもしれないとの見方を示す。
・・・・・・・・・・・
「Quince(クインス)」を共同開発した千葉工業大学・未来ロボット技術研究センター。この施設では、学生や技術者らが全力で災害現場に投入するロボットを開発する作業を進めている。間仕切りのない広い施設内。ロボット部品に囲まれた仮設ベッドで休息する人、コンピュータースクリーンに見入りながら麺をすする人、スマホをいじる人とさまざまだ。

20代の研究員はシンプルなコントローラーを動かして、最新型の国産緊急災害対応ロボットに階段を上らせたり、狭い踊り場で方向転換させたりしている。通信が途絶えた「Quince(クインス)」の回収には失敗したが、開発者らはいずれ見つけ出し、電子機器に対する長時間の放射線照射の影響に関する貴重な情報が得られるとの希望を捨てていない。後継機の「Sakura」(サクラ)は狭いスペースでも操縦できるだけでなく、従来型とは異なり、プラグイン充電方式を採用している。原発内に残るがれきから放出される高線量の放射線から人間を守るため、原子炉の漏えい個所を特定して修復し、注水するというという最も基本的な最初のステップでさえ、達成するためには一層の技術開発が必要だ。

福島原発で一時的に使用された水処理システムのメーカーである米クリオン社のジョン・レイモント社長は「(混乱して過失や情報の錯綜が起こりやすい)戦場の霧のような状態だった」と指摘。「今になってやっと問題の様相が分かってきた」と話した。

これまでのところ東電は、内視鏡に似た遠隔操作カメラを原子炉外部の配管に挿入した段階で足踏みしており、燃料がれきの除去技術開発の手始めとして不可欠な有効データ収集はほとんど進んでいない。1つの可能性として検討されているのは水中遊泳が可能なロボットで、ドーナツ型をして水の入ったサプレッションチェンバー(圧力抑制室)内を調査する。

日本でこうした技術開発への取り組みが遅れた大きな理由は、原発災害が発生する可能性を認めようとしない空気だった。認めれば、数十年にわたる原子炉の安全神話との矛盾が生じたからだ。1990年に東海村で原子力事故(臨界事故)があった後にロボットが開発されたものの、現在、研究は断念され、原発ロボットは科学博物館に展示されている。

未来ロボット技術研究センターの小柳栄次副所長は「それ(東海村事故)以降、国の予算がついた原発用のロボット開発はされていない。なぜかというと、記者発表したら『人が入れないほど重大な事故が起こるのか』という質問が出てくるからだ」と説明した。原発の建屋内に最初に入ったのは米国製の多目的ロボット「パックボット」で、高線量エリアで使用された。

東電の喫緊の課題はプールからの使用済み核燃料の取り出しで、4号機プールから始められる。4号機プール内には1500本以上の核燃料棒が沈んでいるが、屋根部分は水素爆発で大破、大気にさらされた。使用済み燃料プールにたどり着くためには原子炉建屋上部からのがれき撤去が必要だったが、放射線量が高過ぎて人による作業が行えなかったため、作業はクレーンなどの重機を使って慎重に行われた。

再び大地震が起きれば建物がさらに損傷を受けるのではないかとの懸念から、プロジェクトには独特な切迫感が漂っている。ただし東電は、東日本大地震と同程度の揺れに耐えられるよう構造は補強されていると説明している。冷却水の処理や貯蔵もまた困難な課題だ。冷却に使用された汚染水が原子炉の地下部分に大量にたまっており、海水や地下水に浸透する脅威が存在している。
・・・・・・・・・・・
事故直後の約800兆ベクレルからは劇的に減少したものの、福島原発からは依然として毎時1000万ベクレルのセシウムが放出されている。作業員は毎朝原発から20キロ離れた「Jヴィレッジ」に集合し、防護服とゴム手袋、靴カバーで身を包んでからバスで現場に向かう。到着するとマスクで顔を覆う。

第一線の作業員たちは匿名を条件に、息の詰まるような防護服での作業、低賃金、孤独、ストレスへの不満を次々に口にした。昨年暮れに東電が行ったサンプル調査によると、作業員の約70%の最低賃金は1時間当たり837円。この地域の日雇い労働者では1500円稼ぐケースもある。

東電の財務状況に関する調査委員会の委員長をつとめた中央大学法科大学院の安念潤司教授によると、作業員の賃金は、この近辺で同様の技術が求められる職の水準を下回っている。下請け業者に雇われているある40代の作業員は「賃金がどんどん下がっている。こんな状況で働こうとするやつはいない」と現状の厳しさを訴える。「胃は痛いし、いつもストレスを抱えている。作業を終えて自分の部屋に戻ってできるのは、翌日の心配だけ。メダルをもらってもいいくらいだ」と吐き捨てた。

メンタルヘルスの専門家は、作業員のストレスを戦場の最前線の兵士のストレスにたとえている。原発作業に当たる東電社員1500人を対象に調査を行った防衛医科大学校・精神科学講座の重村淳講師は「(ベトナム)帰還兵の多くは社会から拒絶される中、ホームレスになったり、自殺してしまったり、アルコールやドラッグに溺れたりした。下手をすると、そうした米国の歩んだ歴史をここでも歩んでしまうのかなという懸念がある」と指摘した。

計画では今後数十年にわたり廃炉作業に携わる作業員は十分確保できるとされているが、被ばく線量が上限に達することなどを踏まえると、足りなくなることは目に見えている。東電の公表データによると、2012年12月末の時点で、東電の作業員146人、下請け作業員21人の被ばく線量が5年当たり100ミリシーベルトの上限を上回った。福島原発では、津波に襲われた震災当日の2人を含め8人の作業員が死亡しているが、放射能による死者は出ていない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
福島第1原発や他の老朽化原発の廃炉作業に必要な技術者の不足も問題だ。
安倍政権は、2030年代に原発稼働をゼロとする民主党政権のエネルギー政策の見直しを表明したものの、代替エネルギーの計画はまだ示していない。安全性に対する国民の懸念も根強く、原子力産業の将来に影を投げ掛けている。東京大学大学院では、原子力工学の志願者数が前年比で約30%減少、東京都市大学でも学部での専攻志望が減少している。

福島原発事故の終息には、4基の原子炉の完全廃炉と核のゴミの処理が不可欠。しかし核のゴミは受け入れ候補地の反対に直面し、今だに最終処理場が決まっていない。事故処理では、安全確保のための監視が困難との理由で、チェルノブイリ原発のように石棺で原子炉を封じ込める選択肢は除外された。処理コストの総額は、「神のみぞ知る」(中央大学の安念教授)世界だ。

最終的に処理費用がどれだけ膨らんでも、巨額の財政赤字と高齢化問題を抱える政府に余力はないのが実情だ。結局コストの多くは国民が税金か電気料金引き上げ、あるいはその両方で負担することになる。国民の不評を買うのは必至だが、避けては通れない。経験したことのない事態だけに、今後も「暗闇を手探りで進む」状況は続く。
(斎藤真理、竹中清、ジェームス・トパム記者;翻訳 伊藤恭子、関佐喜子、中田千代子 ;編集 橋本浩)
2013-03-12 00:05 この記事だけ表示
折々の記。
今月もいくつかの芝居を見た。これからも見る。
青蛾館『狂人教育』(作:寺山修司、演出:青木砂織)、ゴーチブラザース『飛龍伝』(作:つかこうへい、演出:中屋敷法仁)、沢井正棋プロデュース『ハイエナ』(作:金哲義、演出:鄭光誠)、少年王者舘ダンス公演『ミナレット』(構成:夕沈、池田遼 構成演出:天野天街)、桐朋学園演劇専攻ミュージカル科卒業公演『セレブレーション』(作:トムジョーンズ、音楽:ハービー・シュミット、翻訳・演出:勝田安彦)、でもってこれから見る予定は柿喰う客『発情ジュリアスシーザー』(作:シェイクスピア、脚色・演出:中屋敷法仁)、風琴工房『国語の時間』(作:小里清、演出:詩森ろば)、開幕ペナントレース『グレコローマンの休日』(作・演出:村井雄)と目白押し。今月だけで8本、どれも何かの関係のある舞台だけでもこれだけの数がある。
いや、大変!ま、元気な芝居を求めて劇場へ行くとする。
・・・・・・・
『義賊☆鼠小僧次郎吉』なんとかラフデザイン(役者が考え試すための稽古)が4幕目まで辿り着いた。
今日は「初」の粗通し。
果たして如何なるものになっているのか?楽しみである。
で、今日から振付も加わる予定。
殺陣、歌、踊りと盛りだくさんのわたしたちの江戸歌舞伎それが『義賊☆鼠小僧次郎吉』である。
・・・・・・・・
そんな稽古場に元岸田事務所+楽天団、現DA・Mの女優:八重樫聖氏の急逝の悲報が入った。稽古を終えて深夜高田馬場プロトシアターのお別れ会と言う名のお通夜に。多くの知人・友人たちの顔。今朝の午前2時に亡くなったという聖さんの顔は穏やかだった。和田さんや理生さんたちと出会った1980年代、聖さんとはよく飲んだものだった。1980年代からアングラ・小劇場の前衛sceneを駆け抜けた一人の女優が逝った。まだ50代の若さ。2年間の癌の闘病記を大橋さんから聞く。それにしても悲しいことである。合掌。
・・・・・・・・
2013-02-21 12:12 この記事だけ表示
鬼の攪乱、風邪である。
オマケニ花粉症で鼻水はとまらない。
それでもえい!こので秋田まで。
雪の秋田にぎわい交流館。3日間のワークショップの成果を見る。
小林七緒クラスの「ロミオとジュリエット」、西沢栄治クラスの「わが町」両方とも面白く仕上がっている。
ま、秋田の町のはなしに西沢君はしたかったらしいが・・・・秋田弁を中高生は使えないとのこと?ほんまかいな。ま、20人近くが疾走するスピーディな西沢節満開であった。
そのご、シンポジウム「国民文化祭秋田2014に向けて」と題して。
秋田の演劇をどーするか?で喧々諤々。
3世代の演劇人がフツーに対話する現場・・・・これはいい、高校生たちの発言をわたしたちが如何にとらえるかである。秋田に小劇場をつくろう、稽古場をつくろう。演劇祭をやろうと・・・・とどんどん、決して夢に終わらずに次世代に残す事。
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2002年『狂人教育』の東北ツアーの時に行ったBAR八点鐘でアイリッシュウイスキーのソーダ割ときりたんぽ、美味い!
一寸寒気がするので早めに宿舎に。
朝起きると市川団十郎死去の報。
おい、そりゃねえだろう!勘三郎さんに次ぐ歌舞伎界の大黒柱が逝った。江戸歌舞伎をつくりあげた成田屋。
同世代の歌舞伎役者海老蔵の名前を聞いたのは大学生になったころ頃だ、あれから団十郎を見続けて半世紀近くの時が流れた。66歳、長い闘病生活を戦い抜き、豪快な市川宗家の芸=荒事を追及した。ホントにお疲れ様でした。「三人吉三」の和尚吉三が好きだった。それにしても歌舞伎界はこれからどーなっていくんだ?
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お昼過ぎ帰京。ずーっとうつらうつらして、寝ていた。体中がイタイ。
今日から「義賊☆鼠小僧次郎吉」の荒立ちである。
風邪をうつすわけにいかないので今日は稽古場には行けない。音楽の諏訪創と電話。曲は襤褸アパートに届けてくれるとのこと。申し訳ない。木曜日までには音楽はできあがるとのこと。
ま、ゆっくりやろうぜ。焦っても仕方がない。薬を飲んでポカリスエットである。
で、今日は、5月公演「アトミック☆ストームTheMusical」の情報解禁である。
音楽は斎藤ネコさん、初めて一緒に仕事することになった。よろしくお願いします。
2013-02-04 15:47 この記事だけ表示