そんな朝、胃がん検診の第2次検診の結果が送られてきた。結論から言うと「軽度の異常を認めます」。胃体部胃炎、胃角部胃炎、前庭部胃炎の3箇所に胃炎が認められるが「ご心配のほどではない」とのこと。規則正しい生活を心がけてください!とのこと。
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今日は朝からベニサンピットで音響・音楽決め。
9時過ぎから太鼓の音を決めていく。私は11時過ぎにベニサンピットに。
12時西日本新聞の取材。主に川上音二郎について。福岡出身の希代の冒険児について。
寺山修司・観世榮夫・川上音二郎に共通する「一所不在」の思想とグローバリズムについて話す。共通することは3者とも真のアングラ演劇人、それも反骨・反体制。
日本の現代演劇の始祖と呼ばれている川上音二郎と貞奴の冒険について。私たちの『オッペケペ』は壮士演劇から戦争高揚劇へといたる音二郎たちの変節・思想的挫折のドラマ=商業化する過程のドラマでもある。
期せずしてその商業化した音二郎たちが再びの冒険の旅=欧米化する過程を三谷幸喜が芸術座=クリエで上演するときに小劇場のベニサンピットでやることが面白い。
とにかく両方を見て比較してもらいたいものである。
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1時から3日ぶりの全員集合。
殺陣・ダンス・動きのチェック、9時過ぎまで。
とにかくセットにある60センチの段差が大変。
途中で女優のSがこれまた男優のSと激突、足を脱臼。困ったことになった。本番までには何とかなるが・・・。とにかく怪我がないようにと願っていたのだが・・・。
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ラスト・シーンは実に面白い光景になっていることを確認。これでいける!!!
ラストの殺陣・ラストの群舞というかカオスの祝祭のシーンに笑う。
さて、あと3日!明日は朝9時から明かり作り。映像・音響さんと一緒にラストまで作ることに。でもって、1時から「場当たり・明かりあわせ」いよいよ『オッペケペ』本番に向けて秒読み。
できれば2幕のラスト近くまで行きたいもんだ・・・・。
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結局は15分押しの9時15分に今日の作業終わり。
瀬戸さんと久しぶりに飲む。カナミ・アマン・ウネベの女優3人組と昔話とこれからの瀬戸さんの夢の話に盛り上がる。この人は本当に芝居が好きなんだということを実感。期待にこたえねばという決意新た。
涼しい夜である。
明日はヘビーな1日になる。もう寝よう1時近くである。
楽塾の稽古もない。朝から布団を干して新聞をコンビニから買ってきて読む。
ボロアパートのリフォーム工事も最終段階にこの1ヶ月本当にうるさかった、がおかげで少し早起きになった。サンデー・プロジェクトを聞きながらソーメン。
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お昼過ぎから『オッペケペ』台本読み2回、もう一度原点に戻って、さあ、あと8日間で小屋入り。明日から追い込み稽古である。
「役者というものは、何か信用できん気がする。どうして、あんなにいろんな役が出来るんだろう一人で、いい役も悪い役も本気で・・・僕はまったく共鳴することの出来ない人物の役は出来そうもない、いやできるかもしれない、たぶん僕にも出来るんだ。いずれ、僕の信念に正反対の役を僕が演じなければならぬ日が来る。」これは『オッペケペ』のもう一人の主人公:青年愛甲辰也の台詞。
演劇を始めて2ヶ月目の男の台詞・・・・・さあ、この当たりからもう一度きちんと・・・・でもって「あそぶ」ところは?遊ぶ!
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急遽10月4日から7日まで仙台で「セカンドライフの演劇講座」をやることになった。演出者協会の演劇大学の一貫。札幌に続いての試み、小林七緒と一緒に仙台の秋シェークスピアで再び「遊ぶ」ことに。
原稿をメール。
馬場の駅前のビルの地下にあるとんかつ屋さんがリニューアルした。座敷がなくなって椅子席に、禁煙の席が逆転して奥に!!で、ヒレカツ定食。
いつの間にか夕方、せっかくの休みだから行きたくないが今日しか見れない、地下鉄で森下へ。
TPTの『ここからの距離』(二ール・ラビュート:作 常田景子:翻訳 千葉哲也:演出・出演)をベニサン・ピットで見る。客席にカナミとアツシの顔。2時間以上。若者たちの演劇。イカレタ16歳の姿?千葉の役者ぶり相変わらずいい。それから葉子ちゃんがいい。大人の二人に比べて若者たちの狂気と孤独が・・・・。
カナミと森下で呑む。欽ちゃんは走っていた。「24時間テレビ」カンドーの武道館ファイナルだけ生ビール呑みながら見ている俺である。お疲れ様。欽ちゃんも二郎さんも年取ったなあ・・・。うこん割りの焼酎5杯、ゆば、まぐろブツ、枝豆。隣のお客さんからベニサン見に行きますよ・・・と。
カナミは千葉の呑んでいるところへ、私は帰宅。
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UNDER17のサッカー・ワールドカップを寝転がってみて、途中から高校生・大学生たちのダンス・コンクールみて お、高校生たちがんばってるなと感動していつの間にか寝てしまったよ。
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今朝も暑い!
さて『オッペケペ』追い込み稽古!がんばるぞ!で冷し讃岐うどん。
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それにしても、暑い!なんてモンじゃない状況の稽古場。お昼過ぎにはとっくに30度を超えている。ダラダラと流れ落ちる汗。サウナの中の稽古みたい。それでも1時からマリーちゃんと里美和彦のシーン1時間半。で國太郎さんとマリーちゃん里美和彦のシーン1時間半、みっちり。この2シーンのみ。
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音楽稽古、踊りの基本、いつものように太鼓稽古。
5時過ぎから岡本先生による殺陣、アクション・シーン。10箇所ちかくとにかく流れ落ちる汗をものともせず8時半までみっちり3時間半、全員ヘロヘロ。
で、昨日から考えていた台詞の最終カットの発表。本当は台詞は切りたくないのだが時間的に・・・・致し方ない。
これで行きます!月曜まで覚えてきてくださいと全員に念をおす。
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明日の日曜日は休み。じっくり休んでください。まだまだ暑いなかあと、2週間じっくり細かく作っていきましょうね。
22日あたりにもう一度「通し」予定。来週から音楽、歌、振り付けも始まり怒涛の週になる。集団=群像劇。
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さて、日曜日。今日も猛暑日。
11時過ぎから早稲田で楽塾。今日も台本読み、野田秀樹『オイル』高取英『天狼騎士団』『女神ワルキューレ海底行』の3本4時まで読んで老眼の目がぐちゃぐちゃ。
楽塾の来年のレパートリー決定まで本当にさまざまな作品を読んでいるんだが、そろそろ決めなければ・・・今週中に決めます!!
夕方4時東西線にのって西船橋経由で武蔵野線東松戸、5時息子のたつまと待ち合わせして父母のお盆の墓参り。母が死んで4回目のお盆、時のたつのは早いものだ。
ヤツはいつものように白のBMWに乗って颯爽とやってきやがった。
久しぶりの墓参り、墓の周りを二人で掃除、草むしり1時間あまり夕方の墓地で世間話しながらの親子。さすがに夕方涼しくなった。
西船橋のすし屋で晩飯食いながら馬鹿話。8月1日株式会社を設立した25歳の起業家青年の未来の話に・・・・。それにしても私を反面教師にしたから?コイツ!?である。まあ、ガキの頃から私の芝居のほとんどを見てくれているいい息子である。おこずかいを渡そうとしたら「俺もう社長だから」・・に馬鹿親父!感動。18歳から毎日朝5時過ぎに起きてずーッと真面目に働いているコイツにはただただ頭が下がる。
まあ、私は一生ビンボーな河原乞食のボケ親父で確実に「野垂れ死」にしそう?だからそのうち面倒見てくだされ、と冗談いって「じゃあ、9月ベニサン・ピットで」と別れる。
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夜は『鬼太郎の見た玉砕』を見る、伊澤勉やら庄之助、神戸といった知り合いの役者が出ている。見たらNHK名古屋制作。
さて、お盆の入りである。
小田実さん、「何でも見てやろう」、べ平連=ベトナムに平和を!市民連合での反戦活動。脱走アメリカ兵をかくまう運動、最近は「九条の会」。社会とかかわり続けた作家。個人の自由の果てしなさを政治少年の私に教えてくれたヒトの一人。
イングマル・ベルイマン監督。「野いちご」「第7の封印」で20世紀を代表する映画監督に。映画少年の私に白黒映像的愉楽を教えてくれたヒトの一人。
カール・ゴッチご存知プロレスの神様82歳。鉄人ルー・テーズとならぶストロングスタイルの神様。猪木・藤波にもっとも影響を与えた。プロレスの凄みと芸術性をプロレス少年の私に教えてくれたヒトの一人。ジャーマンスープレックスホールドよ永遠なれ!
と、次々に、合掌。政治・映画・演劇・プロレスの「昭和」を彩った人々が次々と鬼籍に。昭和も遠くなりにけりである。
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1日中明日からの『オッペケペ』稽古再開に向けて資料読みと演出プラン作り。
柳永二郎「木戸哀楽」石ノ森章太郎「国権か民権か」兵藤裕己「演じられた近代」通読。舞台の上に立ち現れる近代の≪私たち≫。
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夜両国へ。
駅の横でペッパー焼肉の夕食。
7時シアター・カイ。カナダ演劇祭2007最後の参加作品。Studio Lifeの『孤児のミューズ』(作/ミシェル・プシャール 翻訳:佐藤アヤ子 台本・演出/倉田淳) フレンチ・カナダ演劇の最新作。戦争中から1965年までのある家族の崩壊と再生のドラマ。『ヘレンの首飾り』ともどこか共通する完成度ある戯曲。映像的な少人数の劇。
もちろん、Studio Lifeは男優劇団だから男優のみでこの劇を演じている。
終演後、倉田さん、代表の河内さんらと飲む。河内さんは大学の後輩でもある。いつか一緒に「カナダに行きましょう」と盛り上がる。再来年、私たちはもう一度海外公演の原点である「カナダフリンジ・シアター・フェス」1か月ツアーをやろうと目論んでいる。ビンボー・ツアーでカナダ大陸横断。
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終電近くに帰宅。
さて、『オッペケペ』稽古再開である!元気に!バリバリ行くぜ!
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暑い、梅雨明け、快晴である。
えーい、こうなったら朝からちょっと遅くなった
土用の「うなぎの日」だ!
赤城農水大臣更迭辞任。遅すぎるよ。とにかく、アベサンあんたが辞めなきゃ始まらないじゃん。

嵐のような天気である。
雷ごろごろスコールのような雨。
お昼過ぎ東西線で三鷹に向かう。福原一臣氏の葬儀告別式。里村さんに久しぶりに会う、福原さんと法政大学の同期だと聞く、そうか先輩の小林達雄さんらと上演した『真田風雲録』のときに会ってるんだ・・・青山学院の2年生の頃か?長いがんとの闘い、本当にお疲れサマでした。雨も上がり晴天。
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龍昇、ムーチョさんとお茶。
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3時半下北沢。
スズナリで『オールドバンチ〜復讐のヒット・パレード〜』のポスター写真撮り。スズナリの下のバー「紘子」が待ち合わせ場所。ありがとうございます。久しぶりのバンチ7人衆。戌井さん、瓜生さん、岩淵さん、咆夫さん、河童さん、本多さん、肝付さんの全員集合である。途中で佃典彦から電話。5日早稲田の稽古場でバンチの皆さんと打ち合わせということに決める。5日は戌井さんの91歳の誕生日でもある。
世界のアラーキーも4時ぴったりにやってきて嵐のような写真撮りとなる。滅茶苦茶のりまくり荒木さん。撮影現場には人だかり。
今度は殺し屋の物語!哮夫さんは着流しだぜ。肝さんも、瓜生さんも河童さんも決めている。もちろん、本多さんも戌井さんも負けていない。
荒木さんのお気に入りは岩淵さん?
途中から私も参加、葬式帰りの黒のスーツの北村想にもらったレイバンのサングラスで決める!
途中で「雲と8人の男たち」といったハードボイルドのかっこいいものに。「一人できちんとかっこよく!」のアラーキーの檄!
「去年より皆さんいい顔になっている」とアラーキー。稽古場も撮りに行くよ!といってくれている。うれしい限りである。
1時間ちょっとで終わる。お疲れ様!
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荒木さんとスタッフの皆さん、瓜生さん、岩淵さん、哮夫さん、岡島君らと「いわし屋」さんで軽い打ち上げ。焼酎にいわし三昧。久しぶりに荒木さんとゆっくり呑みながら話す。性と生と政と芝居の話で盛り上がる。
というわけで、今年も『オールド・バンチ』始動である。
『オッペケペ』本番までにはあの『オールド・バンチ』ポスター出来上がります。こう、ご期待!
おとといは池袋の豊島健康センターで「節目健康診断」のバリウム検査。考えてみたら2年前、バリウム検査のあと、「胃カメラ呑め!」ということになり四苦八苦して下北沢のスズナリの前の病院で呑んで、でもって結局はピロリ菌の除去をということになり、早稲田の国立健康センターに行ってこれまた「北京で血尿がでて」そっちの検査となりでもって・・・その後・・・で結局いまだ病院「行ってないじゃん」である。たぶん今度も同じ結果が出るだろうな?
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暑い!めちゃくちゃ暑い日が続いている。
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で、昨日は朝から1日中西新宿の芸能花伝舎に。世間は参議院選挙。
11時から演出者協会の理事会でこっちも選挙。
福田善之、瓜生正美、内山鶉氏の3先輩は今日を限りに理事を辞める。演出者協会も世代交代である。
といっても、かなりの平均年齢の高さである。平均年齢は60才代?かもしれない。
1時から総会、30人あまりの出席、いつもに比べて半分。理事の選挙でもある。会員総勢550人、選挙総数200あまり、投票率は45パーセントといったところ。それでも最高の投票率。
2006年度の活動報告と2007年度の活動方針、予算。
5時過ぎまで。5時半選挙結果が出た。凄い!ホワイトボードいっぱいの名前!前代未聞「300人以上の演出家」?!の名前が書いていて横に数字。例年ならホワイトボード半分で済むのだが今回は2枚のホワイトボードに細かく・・・・。1票から5票あたりの名前がずらり。14人連記だから、1人から14人選べる・・・。
@和田喜夫100票A坂手洋二89票B流山児祥72票C貝山武久64票Dふじたあさや63票D宮田慶子63票F菊川徳之助62票G栗山民也60票H堀江ひろゆき57票I青井陽冶53票J鈴木裕美45票K松本祐子44票L西川信広43票M大西一郎31票 次点N森井睦29票
新理事14人で理事長、事務局長・推薦理事を選び新しい演出者協会が発足する。
6時過ぎ近くの「さくら水産」で交流会。福田さん、瓜生さん本当にお疲れ様飲み会となる。9時近くまで。タクシーで帰宅。
参議院選挙、自民党歴史的大敗!予想を超える惨敗である。結局深夜2時近くまでテレビを。私は川田君に入れた。
FAXに黒テントの福原一臣氏逝去の報に愕然とする。
6月の『鉄砲玉』の時あんなに元気だったのに?と合掌。
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外は雨。今日は3時過ぎからスズナリの前で「オールド・バンチ」のアラーキーによる写真撮り。
その前に三鷹で1時から福原氏の告別式。
でも、この2日間いつもの生活のリズムが壊れて大変。
でも仕方がない、やるっきゃないでビデオ審査2本、やっとのことで夕方11本審査終えました!担当の三村さんに電話すると貝山さんも瓜生さんもきちんと締め切りどおり11本審査したとのこと。やばい、大先輩たちは凄い!さすが日本演出者協会!!
下のコンビニの横にあるクロネコやまとに行ってビデオを三村さんのうちに送る。
和田さんに電話、29日の協会の出席の返事がやっと過半数に達したとのこと、600人近くの会員がいる協会。総会も大変。
在外研修の申し込み用紙も。そうか、そんなシーズン。私が16年前に日本演出者協会に入ったのも1993年在外研修でロンドンに留学する為であった。野田秀樹氏と一緒、アレから14年の歳月か・・・。推薦書は故千田是也氏に書いてもらった。私の受け入れ先はなぜかBBCラジオだった。
楽しい4ヶ月のロンドン生活であった。帰ってきたら『ザ・寺山』という大作が待っていた!
旧知の女優Mさんから在外研修でフランスに行きたいんですけどと相談の電話。太陽劇団に行きたいとのコト、総会で誰かツテがあるか探してみると約束。
俺もさ来年当たり申し込むか3ヶ月の短期留学。今度はじっくり中国か韓国に行こうと想っている。
というわけで(何が?」是非若い演出家諸氏、演出者協会に入会してくだされ!待ってます。利用していいんだから、うん。
というわけで今日は協会の宣伝です。
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昨日のサッカーの負け試合、コーふんしたな、それにしても。なんであそこで高原ファウル取られるんだ?!
で、なぜか、1日中来年の企画書の準備の為の原稿。妄想だけがどんどん膨らむ・・・・。
気がつくと外は雨。PCに向かいすぎ、眼がめちゃくちゃ疲れている。ほんじゃ、飯でも食いに行くか。今日ほとんど何も食ってないじゃん。
稽古場はお休みだが「自主稽古」に開放している。沖田乱とカナミが台本もって稽古していたとのコト、二人は親子の役直接には一切台詞は無いが・・・・、エライ!
それにしても暑い、ついにエアコンをつけてしまった。28度のドライこれで寝ることに。
で、ごまのはえ氏の来年の新作のタイトル決めに迷う?!『双葉のレッスン』うん。『Waltz』『Lesson』
最近の日課である近所の公園で新聞読みながらの日光浴1時間。お昼休みなのでいろんな人。お天とうさんの下だと老眼鏡は要らない、何とか全部裸眼で読める。「宮本顕冶日本共産党元議長死去98歳、」1908年生まれなんて記事を読んだり、「自公、過半数割れも」なんて記事・・・で相撲で野球でサッカー、「河合隼雄さん死去」に驚き、合掌。そうか病気とは聞いていたが。
今度は麻生外相の「アルツハイマー発言」ほんとに問題閣僚ばかり、緊張感皆無の学習力ゼロのアベ内閣。こいつら全員クビ、だな。
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今日も「明治」三昧の1日。いよいよ明後日22日(日)『オッペケペ』稽古インである。
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で、夕方久しぶりの青山1丁目、カナダ大使館。
カナダ文学会25周年とカナダ現代演劇祭2007レセプションパーティ。劇作家のダニエル・マカイバー氏とブリティッシュ・コロンビア大学のリチャード・カベル教授、サイモン・フレーザー大学のピーター・ディキンソン教授を迎えて。
カナダ大使の挨拶、文学会の偉い人の挨拶乾杯、マカイバー氏のコメントと和気藹々のパーティとなる。小林七緒、里美和彦、伊藤弘子の顔も。
ダニエルは1962年生まれの俳優で演出家・劇作家の好青年。「YOU ARE HERE」の作家である。昨日見た感想とテネシー・ウイリアムスの事を聞くと次回作はテネシー・ウイリアムスのことを書くとのコト。バンクーバーのホテルが舞台になるとのこと。いわゆるメイン・ストリームの作家である、これからどんどん売れてゆくだろうな。
が役者でしか書けないあるリズムを持っている作家である。今度ゆっくり戯曲読んでみるか?健三はいい作家を見つけてきたなあ。
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皆さんより少し早めに帰宅。ビデオ審査の夏休みの宿題を何とか。
で、今夜もビデオ審査2本。まだまだ遠い道のりである。
そういえば今朝、和田さんに電話したら演出者協会の総会の出欠の返事がまだ過半数に達してないとのコト。あと10日です、是非会員の皆さん返事を、でもって選挙のほうも、参議院選挙みたいに最低投票率60パーセントは目指したいものである。でなきゃね?
参院選、早めの期日前投票に行くとするか来週のアタマでも。
明治は遠くなりにけりの連日である。キャスティングも、22日から本読みに入るがその前に大体のキャスティング、それで読んでもらうことに。
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お昼過ぎまでそんなこんな。で例によって本屋で立ち読み2時間。久しぶりに大分ラーメンの早い夕飯。
4日ぶりに両国シアター・カイ。カナダ現代演劇祭2007第3弾『YOU ARE HERE』(ダニエル・マカイバー作 木村健三・演出 マシュマロ・ウエーブ公演)を見る。2幕2時間20分。なかなかよく出来たメイン・ストリームの戯曲。テネシー・ウイリアムスやチェーホフの劇世界がすぐ想像できる劇構造。
松本紀保ちゃん演じるヒロインの20年に及ぶ大河ドラマ風「私探し」紀保ちゃんは大変全編喋りっぱなしの動きっぱなし。お疲れ様。
今月いっぱいカナダ演劇祭はシアター・カイで開催中です。カナダ演劇の持つ豊かさをお楽しみください。実行委員としての仕事を健三や小林七緒にばっかりで、ゴメンナサイ。
是非、みなさんご来場ください!
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終わって「日本海」12時過ぎまで。
由地慶伍さんとも久しぶりに話す。長谷川博己くんは文学座やめてプロダクションに入ったんだ。ふーん、来年の暮れのブロードウエイ・ミュージカルに紀保と長谷川君、由地くんに出ませんか?と声かけてみる。
帰りの電車の中で誰かが健三の睫毛について質問。例のお人形みたいにカールしてて爪楊枝が3本乗るというヤツ。それって毎日ビューラーでカールさせてんの?と聞いたら「そうだよ」と答えていた。本当かよ?
健三、近いうちに役者で使おう。
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1時近く帰宅。明治学院大学の佐藤アヤ子先生からカナダ・フェアーが11月に延期されたとのFAX。というわけで『ハイ・ライフ』リーディング公演は中止となる、残念無念。
で、4時近くまで台本読み。
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10時過ぎに起床。今日も台本読み。ちなみに6時から赤坂のカナダ大使館でカナダ演劇祭レセプションである。
ということで昼飯を食ってから長い昼寝。
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で、起きて相撲テレビ観戦。
といっても夕方になったらなんてことはない、結局はビール飲んでるしどこが2日酔いだ?!で最後は焼酎水割り2杯。
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が、今日はそれからが少し違う。
ちゃんと風呂入ってしゃきっとし直して『オッペケペ』の台本作り。で、資料読み。これが大変、まさに明治は遠くなりにけり。歴史少年であった小学生時代がなつかしい。「明治もののはじまり事典」「明治ものの流行事典」をめくっているだけであっという間に3時間。壮士の歌やらなにやら。それにしてもいつの時代も政治家なんてものはいい加減、昨日勤皇明日は佐幕である。今も同じか?
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明治32年ペスト発生。
ペストを恐れた東京市が行ったのは市民からネズミ1匹5銭で買い取る駆除作戦・・・だぜ。20万匹のネズミを買い上げることに実際に385万匹が買い上げられ8万5千円の莫大な費用がかかったという。
今中国で何億というネズミの異常発生が伝えられているが?
そんなこんなを読んでいるこの何ヶ月。
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でもって、10時過ぎから2時過ぎまで演出家コンクールビデオ審査2本。さすがに疲れ果てる。3時過ぎに就寝。
そんな1日、たまにはこんな日があってもイイ。
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朝10時過ぎ明治学院大学の佐藤先生からの電話で起きる。
10月に明治学院大学でカナダ・フェアーが開催されるとのコト、そこで『ハイ・ライフ』のリーディング公演をやって欲しいという電話。
2年ぶりの『ハイ・ライフ』リーディングもいいか?さて役者たちの時間が取れるか?である。