で、6時半からとにかく「通し」てみることにする。考えてみたら3章以外は一度もつなげて稽古したことがなかった。今回はイロイロセットの都合?でそう簡単に通せない事情もあるのだが・・・・。初めて全体を「通す」。
1時間51分。オモシロイ。がこのままというわけにはいかない。最初の本読みの時は1時間10分だった、で少し書き足してもらった。でラストSCENEも。うーん。坂口君と一緒に少しカット。明日まで台本をもう一度触ることに。1時間40分まで縮めるか。
とにかく全体がきっちり役者達のモノになっている。これからである。音楽も決まった。市来邦比古作曲の全編オリジナル楽曲。これもオモシロイ。これDVDにするか・・・・。
元厚生事務次官らへの年金テロ?という憎むべき犯罪が起こっている。ヒットマンというある意味テロリストのドラマを作っているので「現実」の物語の凄惨さに暗然たる想いである。政治の混迷は続き閉塞感だけが世界を覆っている。学生達は大麻汚染を競い合う?漫画ニッポン。
私たちはキッチリ芝居を作るしかない。ブザマだが愛すべきオトコたちのドラマ「ドブネズミたちの眠り」本番まであと10日!ご期待ください!!
4時六本木スタジオ、3年前のパラダイス一座旗揚げの時、アラーキーとバンチメンバーが出会った場所。
4時半、全員集合。ノリまくるアラーキー。今回は「顔」。バシャバシャと撮リまくる。戌井さん、瓜生さん、岩淵さん、哮夫さん、本多さん、あさやさん、肝付さん、二瓶さんのラストメンバーたちがずらーっと並ぶと壮観。私も時々、荒木さんの指示通り時折寝転んだりした。
カッコイイ、ゲージュツ的な写真になってることだろう。これはポスター用。もうしばらくお待ちください。それにしても本当に荒木さんには感謝。
なお、『続々オールドバンチ〜カルメン戦場に帰る〜』もうイープラス、ぴあ、ローソンで優先予約・プレオーダー予約始まりました。是非ご利用ください。
また、『ドブネズミたちの眠り』の予約は公演が迫ってますので劇団メールにて「受付精算」の予約になります。気軽にメールまたは03−5272−1785まで。
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6時から『ドブネズミ』ラストSCENEまでなんとか当たる。坂口君も稽古場に。
さあ、明日は6時から「初通し」!!はたしてどれくらいの上演時間となるか、楽しみである。いよいよ追い込み。オモシロイぞ!!!!
今日から五反田の東京デザインセンター・ガレリアホールで上演される北村真実さんの新作『タブロー』のゲネプロを11時から観て、1時〜5時まで早稲田で稽古、今日は3章・1章で新幹線で名古屋へ。
今日から16日まで栄の芸術劇場で演出者協会の演劇大学、シニア演劇ライブtheaterということで夏目漱石の「夢十夜」を3日間で小林七緒と一緒に創り上げる。
早稲田は土日で美術作業。来週から追い込みである。
じゃあ、行ってきます。というわけで日記はお休みでーす。
今日は3章を重点的に、今は「役者の時間」私は稽古場で基本的には「観ている」だけ。役者たちがテメエのことを「作るための基本的なもの」を試す時間。実はこれが一番イライラするんだが致し方ない。
2時からミッチリ6時近くまで3章を・・・・台詞も是だけやれば少しは「入ってくる」から・・・・。
飯休憩、40分。音饗の市来さん、照明のキンタローさん、衣裳の萩野さんとスタッフの見守る中稽古は進んでゆく。舞台監督の吉木さんが各スタッフと打ち合わせを・・・・。まあ、来週あたりには具体的な打ち合わせも出来るってもんだ。今日はアマンダが稽古を見守っていた。この稽古場はなかなかオモシロイからギャラリーは基本的には大歓迎。
晩飯の後、1章を「あたる」ことに。で、今日は8時前に稽古を取る。明日は2章を中心にして稽古。とにかく「役者の時間」!!!テメエが嘘をつかずに舞台に「いる」根拠を探すしかねえ「イキモノ」それが「役者」というヤツである。戯曲というより「関係」でしか「役者」は舞台には立てねえ生き物だもん、。
千葉がキャラクターを変えて本を元から変えて「読む作業」をやっている。昨日とはまったく違う造形。オモシロイ、是で良いと思う。まあイロイロ、試してくれればいい、早く決めることはない。
1日で1章というテンポで3日間で一応当たろうと思っている。千葉は朝まで打ち上げで3時間ぐらいしか寝てないらしい?がきっちり稽古ではフルパワー、さすが。
かっこわるくてカッコイイ芝居にしたい、と思っているんだが・・・どうしても今のところかっこいい路線にいきがち。
1章・2章をさらっと当たる。千葉の事務所からステーキ弁当の差し入れ「肉が喰いたい!」と叫ぶシーンがこの芝居には出てくるがこの肉だったら良いなと思った、美味い!
さて、あと18日。たのしくじっくり作ろうぜ。
それにしても寒い、まるで冬・・・・って冬である。日本一になった西武。渡辺野球が絶賛されている。脱・管理野球。試合を見ていて実にのびのびと自由に野球をやっている若いチームだなあと思った。そうか西友で優勝セールやってるんだ。
どんどん劇場になってゆく早稲田。さあ、あと3週間で本番である。西條くんはきちんと?台詞を入れてきた。
荒立ち的本読み、久し振りの夜稽古。10時半近くまでほとんどノンストップで繰り返し「読む」。
それにしても、久し振りにゆっくり「本読み」をやっている。私はたってみなきゃほとんど「芝居」がわからない?というか感じられないタイプだから、今日なんか台本を一切見ないで「役者の顔」みながらダメだしというか「感想」をくっちゃべっていた。役者の言葉が聞きたい、それも嘘でない言葉を。
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金融危機で世界が揺れている。市場原理主義の行き着いた光景。オバマ氏選択はアメリカの自己破壊→再生だという声も。混ざり合っている世界がこれから何処へ行く。モラルなき情報世界・経済・の未来は。
本屋で北村想の文庫本「怪人20面相・伝」を買う、もちろん単行本は持っているけれど。
筑紫哲也さんが73歳でなくなった。反権力、批判精神旺盛なヒトで所謂テレビ・ジャーナリズムの可能性を切り開いた人、朝日ジャーナルの編集長時代の様々な企画は面白かった。北村想や鴻上尚史の世代の演劇を最初に認めたヒトでありミーハーでもあった。
本来、メディアは反権力・批判勢力である。「多事争論」のメディア50年を生きた先達の死。合掌。
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曇り空、まるで冬。
お昼過ぎから楽塾、夜は劇団総会。来年度のスケジュール決定。私たちは「芝居」をキッチリ創り続ける。
12時本日役者全員集合。西條も大阪公演から帰還。全員で「本読み」ここおかしい、こここう変えよう、と台本を様々に読む。明日作家も全国ツアーから帰ってくる。明日まで「本」を読み込む。4時までみっちり。
稽古場はガジラさんの差し入れの酒(ありがとうございます!)で早めの飲み会。私は失礼して夜はスズナリでジャブジャブ・サーキットの『死立探偵』を観る予定。
さて、あと3週間!それにしてもオトコ臭い現場である。香奈美以外オトコしかいねえんだから・・・・!!俺の芝居ってずっとこんなだな。
マア元気になる芝居にする!皆さん宜しく。それにしても「馬鹿ばっかり」出てくる芝居である。どこがタランティーノでどこがロドリゲス?
と、悩むんでるひまねえか!来週から「立ち稽古」である!
読む度にいろんなことが見つかるからオモシロイ。今週中はこんな感じで行く。
今日は千葉が来れないので新人の山下君を代役にして「荒立ち」。SCENE1はほぼ全員台詞が入っている。SCENE2も・・・。
明後日、西條も加わって7人のヒットマンが勢ぞろいする。明日は客席作り。80人の椅子席、3方舞台「逃げ場のない」スリリングな舞台になる。このカタチの舞台作りはSpace早稲田「初」!さすが塩野谷正幸この空間を知り尽くしている彼でしか出来ない舞台美術。舞台空間に棲み付いている(文字通り、最も早稲田に寝泊りしているオトコである)役者であって舞台美術家ってそんなには居ないな。映画の世界にはいっぱい居たそうな、誰も居ないセットに1日中居てプランを練ったという小津?だったけ。
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バラク・オバマ氏がアメリカの大統領に、果たして世界は「変わるか」?初の黒人大統領。
で、日本では小室哲哉逮捕。
ツタヤで「シニア割引」などというものをやっている。ついついDVD5本。半額だから・・・いいか。旧作ばかり『修羅雪姫』『監督ばんざい』『ビルマの竪琴』『里見八犬伝』『ガラスの使徒』全部見たものじゃねえか、まあいいか。
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3日(月)若手演出家コンクール2次審査、今年は2、3本しか観れそうもない、申し訳ない。新宿まで「往復」とも歩く。45分かかって新宿2丁目まで、それにしても新宿もどんどん変わってゆくな。杭州の人が作っている酢豚と餃子をくう。「あの味」を思い出す。さすがに涼しくなってきたな。帰り、閉店間際のオリンピックで帽子を買う。早稲田蔡でバカな学生の歌声がうるさい!原稿2本と企画書4本が今週の宿題、大変である。とにかく『ドブネズミ』はじっくり稽古・・・です。
4日(火)快晴。神田川沿いを保育園のガキどもがうるさく散歩、これが良い。ぎゃーぎゃー元気によく泣いてやがる。いいなあ。
今日も千葉君と昼稽古。12時から4時まで。
30日(金曜日)は稽古休み。2時からベニサン・ピットでtptの『広い世界のほとりに』(作:サイモン・スティーブンス 演出:千葉哲也)を見る。実に志高いイギリスの最新戯曲であった、40以上のSCENEをスピーディーに。親子3代の物語という実に「クラッシックなものがたり」まあ品の良い「大衆演劇」という感じ、これは「ほめコトバ」である。イギリス演劇ってやっぱりバランス感覚がよすぎるというのが私の感想。2時間45分。もう少し切れるんじゃない。千葉さんはこんなに「出演」するんじゃ誰かに「演出」してもらったほうがいい。
そのまま、西新宿へ。
コロンビア演劇セミナー。ガルシアさんの「集団創作WORKSHOP」オモシロイ。作品分析という名の批評性あふれる「作品作り」。ブレヒト的「教育」的作品作り。ちょこっとギャグを言う。
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31日(土)これまたお昼12時から夕方4時までみっちり「荒立ち」。
みなさん、じっくり本を元に楽しんで「作品作り」。まだまだ、私の出番ではない。この調子で行きます。
6時から新国立劇場で新国立劇場研修所2期生の自主発表会のミュージカル『罪びとたちのクリスマス』を観る。
面白く観たがそれにしても、強烈な個性というかメチャクチャなやつってそんなにはいないもんだなあ!と実感。
歩いて新宿まで。
昨日と同じ。それにしてももうすっかり秋を越えて初冬ってかんじの新宿である。16度。
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スーパーで酒のつまみを買って久し振りの日本酒。それにしてもWORKSHOPでつくった作品ってどーしてこうも「柔い」の、とにかく「誰も」責任もたないニンゲンが気持ちよく「居られる」って?何よ?と思った2日間であった。まあ、もっとシビアにWORKSHOPするしかねえ!つまり「劇団」的にやるしかねえ!と『1945』、tpt、コロンビアwork、で何故か「思ってしまった」3日間!
つねに、わたしたちは真摯に「集団」を目指すしかない!