やりました、これぞ、ニューヨークの奇跡!前売完売!再びの増席!
超満員の流山児★事務所『花札伝綺』ニューヨーク公演千穐楽、無事終演しました。無謀なる自主公演!なのにホントーに多くのお客様がHEREに来てくれました。
SEE YOU AGAIN NEWYORK!また、きっと来ます。
客席には超VIPの顔も。
世界的パフォーマー:ローリーアンダーソンさん(ルー・リードの奥さん)、著名な演出家:ピンチョン氏も!!総領事館の文化部長も、また、ラ・ママのスタッフはほぼ全員が見てくれた。大学生たちとのアフタートークも面白かった。極寒のニューヨークで熱い交流。
2011年からインドネシア:バンドゥン・ジョグジャカルタ、イギリス:エディンバラ、アメリカ:ニューヨーク、カナダ:バンクーバー・ビクトリア・モントリオールと世界7都市を回って『花札伝綺』とりあえずのフィナーレ。ほんとうに、観劇してくれた「世界」のみなさん、ありがとうございました。
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流山児★事務所、明日27(月)JFK空港から飛び立ち、28(火)帰国します。
30(水)午前中から『田園に死す』の稽古イン!前売り予約はお早めに!!
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寺山修司作品が続きます。
楽塾の『寺山修司の女の平和』も同時進行。
秋の11月の大作『青ひげ公の城』@豊島公会堂まで、今年もTERAYAMA YEARです!
日本の劇団初といっていいぐらい、「前代未聞」のニューヨーク自主公演!
予想をはるかに越えて連日「ほぼ満員」のHEREの客席である。もちろんHEREはオフオフの小劇場だから凄い数の観客数にはならないが、1年半前の「再演」に多くの客さんが来てくれているという現実がこの公演の成功をものがったている。
連日の寒さ、暖房設備もない底冷えの劇場の「暖房」は観客と役者たちの「熱気」、みんな汗をたらし笑い泣き熱狂している。もいちろん、クールな眼も。様々な視線の中でわたしたちの劇は育ってゆく。
1980年、ラ・ママで寺山修司さんの「奴婢訓」のツアーに同行していろんなことを喋った記憶が蘇ってくる。
寺山さんは「流山児、世界を目指せ!」と当時30歳の僕を挑発してくれた。ピーターブルックや大田省吾、グロトフスキー、ボブ・ウイルソン、鈴木忠志といった世界の前衛たちの梁山泊そこがニューヨークラ・ママであった。
あれから、35年2!度のニューヨーク公演を無事にやり遂げ、寺山さんとの「約束」を守れた思いである。
次に来るときはきちんと「商業ベース」にのっとった公演をやろうと想っている。また、やってくれという劇場も?見つかった。カナダ・アメリカを「普通」に年に1度ぐらいやるという「日常」もおもしろい・・・・・。
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25(土)16時/20時30分の2回公演。
今日も、あいにくの雪にもかかわらず当日券がどんどん伸びて「ほぼ満員」の昼・夜公演となる。完全アウェイにもかかわらず「当日券」の伸びがきっちりある口コミの勝利、うれしい限り。明日の千穐楽は本当に「満員」になる予感。昼と夜の間に「週刊NY生活」の三浦編集長の取材、本当にお世話になっている。ありがとうございます。ミュージカルRENTなどをつくったNYシアターワークショップのLINDAさんもやってきた。
昨日見てくれたトシカプチーノさんがテレビで『花札伝綺』の劇評をしゃべってくれるとのこと、感謝。
いうわけで、ニューヨークでお世話になっている技術監督のポーさん、広報宣伝票券の二の宮さん、ありとあらゆるサポートをしてくれている河原そのこさん、翻訳家の広田さんも加わって宿舎でにぎやかな「お疲れ会」。ニューヨークの演劇事情を聞く。
それにしても、昼夜の2stageを終えて、24人のメンバーにうまい料理を作ってくれるイワヲシェフのやさしさに感謝。凄い!!美味い!!
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本日:25(土)16時 流山児★事務所『花札伝綺』北米ツアー大千穐楽!HEREにおいでください。,SPRING駅から下車1分です。当日券若干枚あります!!ニューヨークは本日も極寒の地。当日予約は212−352−3101 さらに増席しましたよ!『
今日はラストステージのあと大学生とのアフタートーク。どんな質問が出てくるか?楽しみ。ここに来てワークショップの依頼とかいろいろ、もっと早く言ってよ!である。
1月24日(金) 流山児★事務所ニューヨーク公演『花札伝綺』3日目、どんどん当日券が伸びて「ほぼ満席」の3日目となる!これは凄い「事件」である。今朝のTIME OUTの「今週のオフオフのおすすめ」が利いたのか?口コミのお陰か、前回のフリンジと同様の反応が、とにかくうれしい悲鳴である。
というわけで、急遽増席20席!モントリオールの再現で土日ソールドアウトの声も?
客席にはトシ・カプチーノさんや寺山修司研究家で60年代の日本のアングラ演劇の戯曲集を出しているJOHNさんらVIPのかおも。またわざわざロスからUCLAの寺山修司研究家のS教授が『花札伝綺』を観るためにやってきてくれた。みなさん、一様に喜んでくれている。こんな明るく、わかりやすいTERAYAMAは初めてとのこと。
いろんな作品を持ってきてくれとみなさんに頼まれる。
アフタートークの後、深夜11時開演の話題の体験型アート演劇「SLEEP NO MORE」をチェルシーの廃墟のホテルでみる。いや面白かった。ま、2回は観ないけどね。よく鍛えられたダンサーたち。マクベスの世界を観客たちはホテルの迷宮で「劇」を求めて彷徨う2時間。
本日:25(土)16時/20時半の2回公演 流山児★事務所『花札伝綺』ニューヨーク公演あと3stage限りです!HEREにふらりとおいでください。,地下鉄SPRING駅から下車1分です。当日券あります!!
本日も−20度、極寒の地。当日予約は212−352−3101 (増席しました!ニューヨークのお友達にお伝えください)
20(月)休日のニューヨーク、終日仕込み。
お昼15時半からスタンバイ、16時から作業開始の予定が、HEREで行われる「次のフェスティバル」の照明仕込みと同時進行ということで、結局、音響、照明がはじめられたのが20時過ぎとなる。スタンバイすること4時間。アレヤコレヤデで結局、照明、音響が終わったのは12時前。付き合ってくれたPさんらに感謝。タクシーで帰宅。
そうだ、仕込み中にニューヨークに在外研修でやってきている、旧知の北京蝶々の大塩哲史君が陣中見舞い、差し入れを持ってHEREに、お、えらい。いろいろ修行中とのこと。ま、次世代を担ってゆく劇作家の一人、もっと修行してくれ!今回は自主公演というわけで様々な人のお世話になっている、坂手洋二さんの紹介の河原そのこさんの劇団の力に負うところ大。とにかくいい芝居をやるしかない!
カナダモントリオールの反響はすさまじいらしい。とにかく、次の作品を是非もってくれとのこと・・・・考えます。
バーボンのJACK DANIELSにTENNESSEE HONEYってヤツを買ってしまった。これが甘い!35度で甘いって、なんだ。で、寝酒にした、養命酒というこにして。
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7時起床、朝のニューヨーク−3度、快晴。天気予報では、昼ごろより暴風雪、積雪20センチ!!で−11度まで下がるという警戒警報?ま、そうならぬことを願って10時には劇場入り。10時半場当たり開始。
さ、がんばろうぜ!!
本日:21(火)20時半、流山児★事務所『花札伝綺』ニューヨーク公演「初日」です!
ぜひ、HEREにふらりとおいでください。SOHO,SPRING駅から下車1分です。劇団員一同お待ちしています。まだまだお席には「余裕あり」です!!
ミッドタウンのエンパイアステートビルの近くの宿舎に分宿。
HEREまでは地下鉄で一直線。全員でミーティング。
流石に疲労がたまってるのか外に出る気もおこらない。
トーキョーをたつときに読み始めた「小津安二郎外伝〜4人の女と幻想の家」(照井康夫:作)を読了。
いや、小津はオモシロイ監督というよりオモシロイニンゲン。昭和11年阿部定逮捕の日「号外」で撮影をやめたら、怒って「お定とこっち(撮影)は関係ない」
「親と子の成長を通じて、日本の家族制度がどう崩壊するかを描いてみたんだ。僕の映画の中ではメロドラマの傾向が一番強い作品が「東京物語」です。」
で、今夜から「独航記」(辺見庸)
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今朝は小津映画の音楽を聴きながらのニューヨークっていうのもなかなか乙なものと散歩していた。寒い、ジャージ姿で宿舎の近くをタバコすいながらだったが寒すぎて早々に宿舎に引き返す。
今日はマーティン・ルーサー・キングデイで休日、公民権運動のキング牧師の誕生日。70年前この国で起こっていたこと=人種差別が日本の一部で起こっている→ヘイトスピーチ!!もっとも醜悪で、恥ずべきニンゲンの行為。
わたしたちはお昼過ぎにHERE入り。夕方から仕込み、場当たり。ニューヨークの日常が始まる。1年前の夏とまったく違う顔を持つ街である。
それにしても、流山児★事務所『花札伝綺』HERE公演は、日本の劇団では珍しい「自主」公演(まず、ありえない!)ということで、様々な人たちにお世話になっている。元座高円寺「ユーリンタウン」でお世話になったN嬢、ニューヨークの演出家:河原そのこさん、Pさんといった人たちがサポートしてくれている。
というわけで、まったく客が来ないのではないか?と危惧されていたが、Nさんやそのこさんたちの協力のおかげで、ここに来て少しチケットが動き出したとの事、うれしい限り!
「ニューヨークの奇跡」を夢見、て明日から、全員で街に散らばって最後の「宣伝活動」も行う!去年はブロードウエイでチンドン屋まがいの街頭宣伝をしたじゃないか、エジンバラでもエドモントンでも、俺たちはフリンジスピリットを持ったアングラ演劇人!俺たちは日本の河原者の正統なる末裔なのだ。
で、超満員の観客をプール劇場のプールとプールサイドに押し込めて、5分以上開演を押したが見事なパフォーマンスで流山児★事務所『花札伝綺』終演しました。
鳴り止まないカーテンコールを終えて、終演後、劇場スタッフとの記念撮影、大入り袋贈呈、いつも世界中でやっていることだが、みんな驚く。劇場側からも全員にプレゼント。コーディネーターの吉原さんは明日朝早く帰るのでお別れ。GUYさんも来て、1本締め。バラシは12時近くまで。劇場スタッフの協力で元通りに。それにしても皆さんお疲れ様。全員でビールで乾杯。
で、続きです。お開きになってホテルに帰ろうとこんな遅くバスはないだろうと思っていたが「循環バス」なのでカナミと畝部と3人で乗ってみた。すぐバックすると思いきや想像を超えた「すげー遠い」ところまで。雪の舞う郊外でたたずんでいたが、仕方がないのでガソリンスタンドでタクシーを呼んでもらって深夜1時半過ぎにホテル着。いやはや
で、街を歩いて感じることは「お前、英語ちゃんとしゃべれよ、ちやんと聞けよ!」のレベルだと想う。がわたしは、20年以上)毎年海外で公演しながら、英語をまったく覚えずこの体たらく、いや、、キチンと喋りますよ!といつも、想っているし、「あるとき」は喋れるし・・・・である。にしても言語というヤツはstrangeですね。いやほんと。
明日はニューヨーク、前代未聞の自主公演!皆さんの力がなければ成功しません。是非お友達をソーホーのHEREに呼んでください。よろしく!!
流山児★事務所『花札伝綺』モントリオール公演、17、18は14日の時点でとっくにソールドアウトということで急遽、20席あまりの増席!を。役者の楽屋の椅子はもちろん、字幕操作のありの席も・・・。で、結局ありは、立ったまま字幕操作ということに。うれしい悲鳴、とにかく満員の観客の熱狂振りがすさまじい。
開演前にINFINITITEATERの芸術監督GUYさんの家に招待されて夕食。ご家族と一緒。今日捕まえてきたという鹿の肉をご馳走になる。奥さんの作った手料理に舌鼓、うまい。GUYさんは同世代1970年代ロンドンでハーフムーンシアターという劇団でブレヒト劇をやっていたという。日本の吉岩さんの劇団名と同じ。ロンドンの通りの名前。
終演後のアフタートークが面白かった。参加していたモントリオールの写真家さんから、1978年パリで行われた国際写真展?に来ていた寺山修司の写真をみせてもらった。白黒の写真の中の寺山修司さん。世界には多くのテラヤマファンがいることをここでも確認。イランのテヘランでも同じ事があった。世界中の芸術家たちにTERAYAMAの名前は刻まれている。英語をしゃべるテラヤマさんの真似がおもしろかった。
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ホテルまでいつものように歩いて帰宅。
流石に週末。
どこから沸いてきたのかと思うほどの人で街がにぎわっている。
いたるところのBARやライブハウス、キャバレー、クラブ、若者たちや着飾った紳士淑女の群れ。モントリオールの夜は更けて・・・・・・・I嬢の出演しているナイトクラブも発見。クラブの前のスモークミートこれが美味い!!
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今朝も寒いが快晴。なんとか極寒のモントリオールは体験することは無し(テリブル=恐怖と表現していた)でニューヨークへいけそうである。
本日20時、千穐楽!
ほんとに多くの皆さんのご協力で成功することが出来た。せいいっぱいラストstageをあい務めます。
それにしても凄いCOMPANYに成長している。RYUZANJI COMPANYは世界一の最強軍団である。
トーキョーをたって1週間目の朝である。
流山児★事務所『花札伝綺』初のモントリオール公演は大成功である!連日「満員熱狂の渦」の中で全力で上演中です。今日・明日の2stageもすでにソールドアウト!
好評の「劇評」も出ています。とにかく、最後まで駆け抜けます。
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今日のお昼はモントリオール総領事主催の昼食会である。世界各地を旅していると、各地の大使館、総領事館の皆さんにはお世話になっている。国際文化交流を担っているたびだから当たり前のことだが。とりわけカナダでは「いたるところ」で大変お世話になっている。本当に劇団員一同感謝しています。
その後、モントリオール演劇界の重要な人との懇談会と正式なミーティングが続く。今後の交流について。いろんな人に「次はいつ来るの?」と聞かれている。カナダは本当にわたしたちのホームグランドだ!
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そして、ついにモントリオール最大の新聞GAZETTE に「劇評」が!
http://www.montrealgazette.com/entertainment/theatre/Review+Hanafuda+Denki/9396028/story.html …
流山児★事務所『花札伝綺』大ヒット!もうモントリオールでは見られません。是非、ニューヨークのHEREにおいでください。こちらでは「ゆったり」観られます、コレ冗談ではなくホント!おひまだったら是非SOHOまでおいでください。待ってます。皆さん宣伝よろしく!!!!!
急遽、終演後、TALKBACK(アフタートーク)の要望が自然発生的に起こってやることに。 様々なクエスチョン。海外でいつも聞かれることは「社会と演劇」「演劇の社会性、政治性」、どこの国でも演劇は社会を政治を批評する存在なのだ。
そういえば劇場スタッフに「いつ、庶民のものだった歌舞伎は商業化されたの?」なんてキョーレツなる質問も・・・。うん、歌舞伎こそが最もアングラだったのである
「笑いながら泣け、泣きながら笑った」というサイコーの賛辞があった。感謝。
今回公演している劇場BAIN ST-MICHELは元公共プール(BAIN)、そのまま使っている。舞台空間はプールの中。客席の半分もプールの中、半分はプールサイド。ここで金杉忠男産お芝居やったらいいと妄想していた。1911年に作られたまさに市民のための場所。わたしたちは宝塚大劇場の宝塚歌劇よろしく湯船の下で踊って歌ってる。今回の『花札伝綺』にはピッタリのロケーションである。
でもって、これが斜めになっているのでほとんど山登り?がこれまたオモシロイ。どんなところでも芝居はやれるんだから。
というわけで17 金・18土の2stageがソールドアウトになりました。かくして『花札伝綺』モントリオール公演全5stage「満員札止め」になりそうです。
ま、今夜のstageはまだほんの少しチケットはあるそうです。INFINITHATREまで今すぐ予約を!温泉劇場で待ってます。本日中日、わたしたちは元気です!!
2000年の『狂人教育』エドモントン・ビクトリア・バンクーバーの1ヶ月以上に渡るフリンジ演劇祭との初対面からはじまった。とにかくみんな若かった。20代後半の元気な連中と、初めてビンボーツアーをやった。楽しかった。だから、今でも続けている。「世界演劇」の力を思い知った。で、俺たちの芝居を世界に持っていこうとシンプルに決めた。で、14年間続けている。ビクトリアは当時は国際演劇祭で『狂人教育』はグランプリを受賞し、カナダ全土RYUZANJIの名前が広がった。
で、次はトロントの「狂気と芸術の世界芸術祭」に『狂人教育』が招待されてトロントへ、伊藤キムさんたちが一緒だった。イラク戦争が始まったときである。アメリカ大使館デモがあった。そのあと、ブライス、ノースバンクーバー、ソルトスプリング...と回った。
で、カ...ナダ演劇の名作『ハイライフ』をもって、なんとビクトリア・ソルトスプリングにも行った。
で、2年前の『花札伝綺』でビクトリア・バンクーバーを、エディンバラ・ニューヨークのworldツアーのあと回った。『花札伝綺』はビクトリアフリンジ優秀賞、批評家大賞、ラジオ局のベスト1の3冠王を獲得、カナダ中にRYUZANJI COMPANYの名を再び広めた。
...
で、去年の楽塾『十二夜』はこれまた、人気NO1の優秀賞(ベストアンサンブル賞)を受賞した。
そして、今回の『花札伝綺』北米ツアー、初のモントリオール。6度にわたるカナダ公演、中国の4回と並ぶわたしたちの「海外の本拠地」といってもいい。
カナダのいたるところで「RYUZANJI COMPANYを待っていた!」との感激の言葉を貰う、今日も多くのお客さんに言われた。14年のカナダ演劇人との交流、友情をこれからも大事にしてゆく。
じっくり、ゆっくり、ながーくつきあってきた。これからも、そうだろう。
近いうちにSpace早稲田でカナダ演劇祭をやれたらなあ?と夢想している。