公演情報

☆流山児★事務所2017夏 
大人のための演劇ワークショップ&公演☆
『架空の情熱2017』

使用テキスト:寺山修司・岸田國士

構成・演出:流山児祥

振付&美術:佐原由美 照明:五島三四郎
音響:廣田由美 舞台監督:森諒介
演出助手:橋口佳奈
出演:ワークショップ参加者

●発表公演:8月20日(日)開演:15時、18時 (2ステージ)
※開場は20分前です。

@Space早稲田(東西線「早稲田」駅1番出口右へ1分、
中華「北京」B1)

※1000円(1ドリンク付き) 終演後:合評会あり。 
18時の回は終演後打ち上げアリ。

※上演時間50分〜60分(予定)

●予約・問い合わせ
03−5272−1785(流山児★事務所)
http://www.ryuzanji.com
※各ステージ:60名様限定です。

予約はお早目に!
●酒・つまみの差し入れ大歓迎です。

 

流山児★事務所
2017年度新人募集
《二次募集》
劇団で活動することに興味がある人を募集します。

【募集人員】
6名 (俳優・スタッフ・制作)
18歳以上35歳未満。
国籍不問。心身ともに健康な男女

【第一次審査:書類選考】
以下を流山児★事務所まで郵送してください。
(1)履歴書(連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載のこと)
(2)写真1点(バストアップ)
(3)作文「流山児★事務所に入団してやりたいこと」(400字程度)


【第二次審査:実技・面接】
書類選考通過者のみ、連絡いたします。
※実技審査料3,000円は当日持参のこと。
※スタッフ・制作は面接のみ(無料)です。

【入団後の活動】
流山児★事務所の活動に準じていただきます。
優秀な新人は劇団公演、海外公演などに参加できます。

【入団後の費用】
(1)入団金:50,000円
(2)研修費+稽古場維持費:月額10,000円(月納)
※入団1年後には稽古場維持費:月額5,000円のみとなります。

【お問合せ・応募先】
流山児★事務所 新人募集係
〒162-0045 東京都新宿区馬場下町60番地 まんしょん早稲田307
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com
CD/DVDを買う
続オールド・バンチ〜復讐のヒットパレード!〜 DVD

続々オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜 DVD 「続オールド・バンチ〜復讐のヒットパレード!〜」「続々オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜」DVD発売中!
その他公演パンフレットなど
 ≫詳しくはこちら

演劇界注目の問題作『SCRAP』全ステージ「満員」記録を打ち立てて、残り3ステージです。急遽の代役4日目、マチネとソワレの2ステージ。疲れたが、きちんとやり切れた。昼間は息子の龍馬、夜は嫁の智子と身内も。よるは娘の麻央が孫のさやかを連れてビールの差し入れに来たので、麻央、智子と一緒に終演後にのむ。「夜を賭けて」の監督;金守珍、風錬ダンスの林周一、水嶋カンナ、伊達政保、翻訳家の小田島恒志、沖田乱、銀太、衣裳の陽子ちゃんらと愉快な呑み会が遅くまで続いた。


台詞は入った、それにしても「10人の大家族のオヤジ」はタイヘンである。
今日はマチネのみ。夜は駅前劇場でトラッシュマスターズ『不埒』のアフタートークゲストである。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
『SCRAP』17(月)昼のステージまで前売完売しました。
18時の追加公演は「残席僅少」です。


とにかく、今すぐ予約を→03−5272−1785
※毎日「キャンセル待ち」の当日券若干アリ。

2017-07-16 10:02 この記事だけ表示

という事でシライケイタの『SCRAP』本日発売の演劇雑誌「テアトロ」8月号に戯曲が掲載されています。ぜひ、全国の書店でお買い求めください。もちろんSpace早稲田でも発売しています。なお、わたしの『台湾マクベス』レポートも掲載されています。


栗原茂の代役としてなんとか2日3ステージを終えました。10人のファミリーが支えてくれています。どんどん、素敵な作品に深化しています。2016年『OKINAWA1972』に続いてSpace早稲田が産み出した傑作それが2017年のヒット作『SCRAP』です。小劇場の贅沢さを「体感」してください。ここにニンゲンの「劇」がある。お見逃しなきよう。



で、素敵な「劇評」です。BY 田中伸子(ジャパンタイムス記者)

「名作「焼肉ドラゴン」とは別の視点から戦後の在日社会を描いた熱い作品。兵器工場跡地の屑鉄拾いの在日コミュニティーの日常を描いた本作、あらゆる状況で政治的弱者となり、住む場所を追われた彼らの声ー「住む場所が欲しい」-が刺さる。劇場を1ミリも余さず使いきった演出、それを実現した俳優たちの風を感じるため、劇場へ!」



注目作『SCRAP』は17(月)まで全19ステージ連続「満員」上演中。
残り6ステージです。


【最新前売状況】
 14(金)「前売完売」キャンセル待ち・当日券アリ
 15(土)昼「完売近し」※今すぐ予約
    夜「完売近し」※今すぐ予約
 16(日)「前売完売」キャンセル待ち・当日券アリ
 17(月)昼「残席僅少」※今すぐ予約
★17(月)夜18時:代替公演「超・大いに余裕アリ」まだ28枚。


●予約は今すぐ→03−5272−1785 流山児★事務所
流山児祥の予約は→ https://www.quartet-online.net/ticket/scrap?m=0abjgca

2017-07-14 00:07 この記事だけ表示

本日:休演日だというのに全員集合。


昨日に続いて『SCRAP』稽古。

なんとか台詞は入った。皆の協力でトップシーンから当たってゆく。
照明も音響も付き合ってノンストップで夜まで。
19時過ぎ前半通し。小道具も入って最後まで。

20時過ぎに稽古終了。


イワヲの作ってきたテンジャン鍋を頂く。超美味。マッコリにピッタリ。
わたしは宴たけなわだが抜け出す。


とにかく、キチンと台詞を入れて、でもって、ぜーんぶ「忘れて」明日:12(水)『SCRAP』の舞台に立ちたいと思っているのだが・・・・・。それにしても今日も直子さんは色っぽかった。いやあ、日澤君の演出は細かい、細かい。


さて、わたしにとっての『SCRAP』初日の幕が開く。


【最新前売状況】13(木)・15(土)・17(月)の昼・夜今すぐ予約を
本日:12(水)前売完売!当日券アリ


☆13(木)昼・夜共に「余裕アリ」※ゆったりステージ。
 14(金)前売完売!当日券アリ
☆15(土)昼・夜共に「大いに余裕余裕アリ」※ゆったりステージ。
☆16(日)昼「余裕アリ」※今すぐ予約
☆17(月)昼「大いに余裕アリ」※今すぐ予約
★17(月)夜18時:代替公演「超・超・大いに余裕アリ」まだ9枚です。



●予約は今すぐ→03−5272−1785 流山児★事務所


流山児祥の予約は→ https://www.quartet-online.net/ticket/scrap?m=0abjgca

2017-07-12 08:51 この記事だけ表示

『SCRAP』  お詫びとお知らせ


本日7/10の公演は、出演者急病のため中止とさせていただきました。いらしていただいたお客様、申し訳ございませんでした。

7/12(水)より、栗原茂に代わり流山児祥が出演いたします。


なお、7/10の振替公演として17(月・祝)18:00の回を行います。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。


お問合せ先:流山児★事務所03-5272-1785


作・シライケイタ(温泉ドラゴン)
演出・日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
プロデューサー・流山児祥(流山児★事務所)

7月
11日(火)休演日
12日(水)14:00
13日(木)14:00/19:00
14日(金)19:30
15日(土)14:00/19:00
16日(日14:00)
17日(月)14:00/ *18:00
 
会場
Space早稲田
東京メトロ東西線「早稲田」1番出口下車徒歩1分
1番出口の階段を上がって右へ、直ぐの角を右折、中華料理「北京」のあるビルの地下。
〒162-0042東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1

全席自由/一般 3,500円
学生・U25(25歳以下)2,500円
高校生以下1,000円
リピーター割引 3,000円
予約 https://www.quartet-online.net/ticket/scrap
公演詳細
http://www.gekidankyo.or.jp/performance/2017/2017_01.html

【お問合せ】
流山児★事務所
TEL:03-5272-1785(平日13時〜17時)
E-MAIL:mail@ryuzanji.com

2017-07-11 02:37 この記事だけ表示

これも素敵な「劇評」です。
俳優:渡辺修さん

流山児事務所の「SCRAP」を観た。

先日読み終わったばかりの「猪飼野少年愚連隊」は、ちょうど同じ時期の違う場所の物語で、この中にもアパッチ族の何人かが警察に追われ射殺されるエピソードが出てくる。


少年愚連隊(小学生)の仲間であった作者がこの街を出、成長し、時をおいてこの街を訪れ、旧友と会い来しかた行く末を思うという構成も似ている。


どこかノスタルジックな追憶の思いの色の濃いこの物語の筆致と、「スクラップ」が違うのは、やはり人間が生きるために蠢いている姿を目の当たりにするというダイナミズムがあるからだ。冒頭のかつてのアパッチ村への再訪から、アパッチの住人達の食事のシーンへの転換に、あっという間に引き込まれた。食らいかつ飲み、喧嘩をし恋をし悩み惑う。

「夜を賭けて」や「日本三文オペラ」とかつて読んだ世界が別の、新しい物語新しい芝居として現れてきた。歴史の闇に葬られた四三事件を体験した済州島の人達が逃げて来た大阪。猪飼野やアパッチ部落。繁栄の最底辺で必死にエネルギッシュにふてぶてしく生きる姿を確かに見た。ホルモンやマッコリの匂いに満ちたアパッチ部落から、夜の大阪砲兵工廠の空間へ。警察の取り締まりから逃れて、闇の中で語り合う自分達の身の上、過去、今、未来。動から静への鮮やかな切り返し。四三事件で目の前で両親を虐殺され声を喪った少女の哀切。「北」への帰還という選択への葛藤。そして、アパッチ部落の終焉。様々なテーマ、エピソードがギュウギュウに詰め込まれた熱い演劇だった。


猪飼野で結成された明友会という新興やくざ組織と、山口組の全国制覇への出発ともなった抗争である明友会事件の尖兵部隊となって活躍した柳川組。「殺しの軍団」と呼ばれた柳川組もまた朝鮮人のやくざ組織であり、警察の頂上作戦の標的となって解散に追い込まれた。ここにも頂上作戦という衣を纏った警察機構の恣意的な野心が透けて見える。


OKINAWA、OSAKAと来て、さて次はどこへ行く。

2017-07-09 21:47 この記事だけ表示

とても素敵で鋭い山田勝仁氏(演劇ジャーナリスト)の「劇評」が出ました。

福田善之1964年の作品「袴垂れはどこだ」は圧政に苦しむ寒村の村人たちが幻の義賊「袴垂」を求めて、ニセの袴垂れ集団となり旅に出る物語だった。

 60年代アングラ小劇場に通底する、「ここではないどこか」を希求する若者たちの姿はシライケイタの前作「舞台版 実録・連合赤軍あさま山荘への道程」 の、理想の世界を求めながら破滅していく若者たちの姿と重なる。


 そして今、SPACE早稲田で上演中の日本劇団協議会主催「SCRAP」は1950年代末に大阪城の東側一帯にあったアジア最大の軍事工場「大阪砲兵工廠(こうしょう)」跡地で屑鉄泥棒で生計を立てる通称アパッチ族の若者たちを描いたもの。彼らのほとんどは在日朝鮮人。戦後、疲弊した日本経済が立ち直るきっかけになったのが1950年に勃発した朝鮮戦争で鉄、金属が高騰したこと。同じ民族間の戦争による経済恩恵で息をつくという不条理を在日朝鮮人たちは味わった。


 開高健「日本三文オペラ」、小松左京「日本アパッチ族」などの小説で取り上げられたことで「アパッチ族」の名前は一般的になった。舞台では坂手洋二作・金守珍演出の「東京アパッチ族」が90年代末に上演された。


 今回は、アパッチ族の出自と設定する「韓国・済州島四・三事件」が芝居のモチーフとなっている。

 戦後、アメリカ陸軍司令部軍政庁支配下にある韓国の済州島で自主独立を目指した島民の蜂起に対する大弾圧。国防警備隊、韓国軍、警察、右翼青年団などが女子供含む島民30万人のうち6万人を虐殺した事件だ。


 戦争が終わり、民族の独立を果たしても、米ソ東西陣営の軍事的駒として引き裂かれた南北朝鮮。
 南では虐殺、一方で、「地上の楽園」といわれた「共和国」への帰還運動の結末の痛ましさ。 シライケイタ(役者としても出演)は「あさま山荘」と同じく、「理想」を求めながらも裏切られていく若者たちの悲痛な叫びに主眼を置いている。


 四方を客席が取り囲む狭いスペースを使い、猥雑でエネルギッシュなアパッチ族たちの跳梁と内省的な「静」の場を描き分ける日澤雄介の切れのいい演出が光る。 月船さららが胸の奥に哀しみを秘めた「パイコ」をいつにもまして艶っぽく演じ、景品買いの清水直子は気のいい在日のおばさんを、ホンミョンファ(洪明花)は、気風のいい姐御肌の妻を、佐原由美は言葉を失くした儚げな少女を、それぞれ濃密に演じた。


 男優陣がまた素晴らしい。 アパッチたちを統べる「組長」栗原茂の重厚篤実な芝居、アパッチの頭脳ともいえる「ハカセ」シライケイタの軽妙な芝居、舞台の要であり、唯一の日本人で彼らに溶け込んでいく「ヒノマル」西條義将(在日が彼につけたヒノマルという愛称は、戦時中の陰惨な記憶に結びつくだろうから、この愛称にはちょっと違和感あるが)が舞台を引き締める。障がいがあるゆえ、お荷物になることを拒む「カカシ」上田和弘の哀しみ、何かにつけハカセと角突き合わせる肉体派「ブル」イワヲ、舌先で鉱脈を嗅ぎ当てる「グルメ」里美和彦、遠い世界を夢見る「トオル」木暮拓矢、逃げ足の速さはピカイチの「トンチ」伊原農。 イワヲの目の演技がいい。いろんな役どころを観てきたが、今回の芝居は役者として実に魅力的。「あったことをなかったことにしてはいけない」というのが、この作品の底流にある主旋律だろう。


生きることは食うこと。食うことに人間の「生」のダイナミズムを象徴させる冒頭の徹底した演出が面白い。ロマンチシズムとリアリズムが切り結ぶシライ戯曲の新展開。2時間ノンストップ。息つく暇もないエンターテイメントに仕上がっている。ただ、現代の視点が勝ちすぎてる箇所が気になった。

17日まで。

2017-07-09 20:59 この記事だけ表示

日澤雄介は、ホント、毎日きちんと細かくチェックするホントにすごい演出家です。
 『新・殺人狂時代』に続いて『SCRAP』」シライケイタの新作を日澤雄介に演出してもらってホントに良かった。

ニンゲンが好きな2人の出会いが素敵な「劇」を作ってくれた。

オモシロい!これで、イイ!!


さて、これも素敵な「劇評」ですよ。

才目謙二(演出家・桐朋大学教員)
「シライケイタ:作『SCRAP』七夕の夜、space早稲田は限りなく切なくて熱かった。昭和30年代の大阪・東成地区、砲兵工廠跡周辺のあの空気、関西育ちには肌で分かる。大島渚の傑作『太陽の墓場』が描き残していた逞しき青春群像、帰る場所のない者たちの語り継ぐべき物語がここに輝きを宿す。」

「七夕の夜、語り継ぐべき物語を紡ぎ、「体験する演劇」を創造した男たち。プロデューサー流山児祥、演出の日澤雄介、作・出演のシライケイタ。17(月)まで「時代を撃つニンゲンたち」の雄叫びはますます熱く加速するだろう。」



 境賢一(俳優:劇団民藝)
「観て良かった。代金以上だった。男も女も色っぽく、懸命に生きる人間の魅力に溢れていた。題材は既視感あるものもあったが、何より真っ直ぐ演じる役者と演出にやられた。演劇って面白ぇな、と思い出させてくれるアッという間の2時間。声も涙もなく泣く妹に涙した。」



7ステージ終了、残り12ステージ一気に駆け抜けます。
ぜひ、ふらりと早稲田までおいで下さい。


『SCRAP』@Space早稲田(地下鉄早稲田駅1番出口右へ30秒)
本日:8(土)昼14時開演「余裕アリ」当日券「大いにあり」
     夜19時開演「残席僅少」当日券「大いにあり」


【最新前売状況】
9(日)「余裕アリ」予約はお早目に。
10(月)「残席僅少」予約はお早目に。
11(火)休演日
12(水)(水「)前売完売」です。当日券アリます
☆13(木)昼・夜ともに「超・大いに余裕アリ」※超お勧めステージ。
14(金)「残席僅少」予約は早めに!
☆15(土)昼・夜ともに「超・大いに余裕アリ」※超お勧めステージ。
16(日)まだ「余裕アリ」
17(月)まだ「余裕アリ」



●予約は今すぐ→03−5272−1785 流山児★事務所
流山児祥の予約は→ https://www.quartet-online.net/ticket/scrap?m=0abjgca

2017-07-08 00:24 この記事だけ表示

昨日は、シライケイタ43歳の誕生日でした。
出演者・スタッフのみんなにお祝いされて本当にうれしそうでした。


『SCRAP』初日からノンストップで連続「超満員」6ステージ爆走。
本日:7(金)「残席僅少」当日券「大いにあり」です。
七夕の夜:19時30分開演です。
実は、この芝居にぴったりのステージなのです。
ぜひ、ふらりと早稲田においでください。七夕に『SCRAP』観劇!


【最新前売状況】
8(土)昼・夜 余裕アリ
9(日) 余裕アリ
10(月)余裕アリです。ふらりと早稲田まで。
11(火)休演日
12(水)(水)前売完売!
13(木)昼夜共に「超・大いに余裕アリ」※超お勧めゆったりステージです。
14(金)残席僅少!

●予約は今すぐ→03−5272−1785 流山児★事務所
流山児祥の予約は→ https://www.quartet-online.net/ticket/scrap?m=0abjgca


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日本劇団協議会主催
文化庁委託事業日本の演劇人を育てるプロジェクト 新進演劇人育成公演
『SCRAP』
作・シライケイタ(温泉ドラゴン)
演出・日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
プロデューサー・流山児祥(流山児★事務所)


出演
月船さらら(métro)
清水直子(俳優座)
みょんふぁ
西條義将(モダンスイマーズ)
伊原農(ハイリンド)
シライケイタ(温泉ドラゴン)
栗原茂(流山児★事務所)
上田和弘(流山児★事務所)
イワヲ(流山児★事務所)
里美和彦(流山児★事務所)
木暮拓矢(流山児★事務所)
佐原由美(流山児★事務所)


公演日程:残り13ステージです!


7月
7日(金)19:30
8日(土)14:00/19:00
9日(日)14:00
10日(月)19:00
11日(火)休演日
12日(水)14:00
13日(木)14:00/19:00
14日(金)19:30
15日(土)14:00/19:00
16日(日14:00)
17日(月)14:00


会場
Space早稲田
東京メトロ東西線「早稲田」1番出口下車徒歩1分
1番出口の階段を上がって右へ、直ぐの角を右折、中華料理「北京」のあるビルの地下。
〒162-0042東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1


全席自由/一般 3,500円
学生・U25(25歳以下)2,500円
高校生以下1,000円
リピーター割引 3,000円

2017-07-07 01:28 この記事だけ表示

演劇評論家の結城雅秀さんのTWITTER「劇評」


劇団協「スクラップ」シライケイタ、日澤雄介。

1958年、大阪砲兵工廠跡地に生きるどん底の人々の事情。10年前の済州島4・3事件。夫妻(みょんふぁ、栗原茂)と暮らす人々(月船さらら、イワヲ、シライ、西條義将)。夫人(清水直子)。朝鮮訛りの大阪弁。七夕、生きる場所を下さい(佐原由美)。


シライケイタと日澤雄介「スクラップ」が秀逸な理由。

@人間が極限状態で明るく生きている。物凄いエネルギー。A成功か否かはともかく、人々がどん底からの脱出を図っている。B知られざる歴史に目を向けさせる。C仄かなロマンスがある。DK半島有事の際のシミュレイションを提示している。

2017-07-05 20:00 この記事だけ表示

素敵な「劇評」が出ました。
演劇評論家の今村修氏。
有難うございます。

昨夜は、日本の演劇人を育てるプロジェクト新人演劇人育成公演(劇作家部門)「SCRAP」(作=シライケイタ、演出=日澤雄介)@Space早稲田。


1958年、大阪城に近い大阪砲兵工廠跡地に埋まる大量のスクラップを勝手に掘り出して捌、警官隊と大規模な衝突を繰り返して「アパッチ族」と呼ばれた在日コリアンたちの物語。開高健「日本三文オペラ」や梁石日「夜を賭けて」などの小説に描かれ、映画や舞台にも少なからず取り上げられてきたこの魅力的なアウトローたちを、気鋭のシライ(温泉ドラゴン)・日澤(チョコレートケーキ)コンビがどう料理するか。大きなワクワクを抱いて劇場に出かけた。そして、確かな手応えを胸に劇場を後にした。



アパッチ部落に一人の日本人(西條義将)が転がり込んできた。仲間からヒノマルという仇名をもらった男は在日コリアンのコミュニティーに溶け込み、仕事でも一目置かれる。元締めのオヤジ(栗原茂)・オクサン(みょんふぁ)夫婦と息子のトオル(小暮拓矢)、力自慢のブル(イワヲ)、知恵袋のハカセ(シライ)、韋駄天のトンチ(伊原農)、セクシーなパイコ(月船さらら)、鼻の利くグルメ(里見和彦)とその妹で言葉を失ったイップニ(佐原由美)、空襲で足を痛めたカカシ(上田和弘)、そして闇のパチンコ景品交換で3人の子どもを女手一つで育てるハル(清水直子)。緊張しながらもどこか能天気なその日暮らし。だが、警察の弾圧は日増しに厳しくなりアパッチたちは追い詰められていく。



一つのコミュニティーが滅んでいく過程を描くのは、これまでのアパッチものと共通している。だが、この舞台が先行諸作と異なるのは、シライが今の現地を取材して手に入れた「アパッチのほとんどが済州島出身だった」という事実を描きこんだことだ。その島では1948年、当時の韓国政府による「済州島4・3事件」と呼ばれる島民大量虐殺事件があり、その事実は韓国国内でも20世紀の終わりまでひた隠しにされていた。アパッチはそこから逃れてきた一種の難民だったという着眼。これにより、東京大空襲で家族を失ったヒノマルとアパッチたちの喪失感が共有される。そして砲兵工廠という侵略の歴史を地に埋めることでなかったことにしようとした日本政府と、4・3事件を隠し続けた韓国政府という国家による二つの歴史の隠蔽が重なる。こうして、在日コリアンたちの痛快でやがて悲惨な物語は、「日本人」の物語としても観客に共有されることになった。日朝の垣根を越え、家族を求めて、居場所を求めて、必死に時代を生き抜く人々の群像劇が、目の前にあった。



安心して暮らせる「どこか」を探して、人々は旅立っていく。その中には「地上の楽園」を夢見る者たちもいる。だが、2017年の観客である私たちは「楽園」の末路を知っている。もちろん作家も、演出家も俳優も知っている。知っていながら、夢見る芝居をしなければならない。それには、今の視座から劇の時代の歴史を検証し、評価する作業が不可欠だろう。劇の時代から今を照射することも。そこには、居場所を求める切実な思いを今また奪おうとするヘイトや差別のグロテスクな姿も浮かび上がるに違いない。「SCRAP」は、描かれた民族の境だけでなく、時代の壁も軽々と飛び超える。アパッチたちのキャラがもう少し立ってほしいとか、心情告白の唐突さが気になるとかの注文は、このダイナミズムの前では些細なことに思えてくる。



バカで単純で逞しい男たち、愛らしくしたたかでしなやかな女たち。過剰に清潔を求める現在とは程遠いパワフルな演技陣が魅力的だ。狭い演技空間を馬蹄形に囲む客席のあちこちから俳優を出入りさせ自在に動かし、汗臭くむせ返るような生活感を漂わせる日澤演出がアパッチたちの「生」をリアルに描き出す。闇を巧みに使って早稲田の地下劇場に35万坪の廃墟を出現≠ウせる腕力にも感心した。そして、そのリアルな「生」を一味も二味も濃厚にするのが、舞台に実際に登場する料理の数々だ。


トンチャン、キムチ、飯、マッコリ、焼酎┄┄。

その臭いとも相まって、空腹で観に行くと必ずひどい目に遭う。早めにでかけて、開演前に腹ごしらえをしておくことを切にお薦めする。(敬称略)

2017-07-05 19:58 この記事だけ表示